2023年08月15日

RRR MV-230

字幕番の"RRR"を観た娘が吹き替え版も観るということなので便乗しました。岡山で観られるのは,MOVIX倉敷一択・・・是非も無し・・・。すぱーっとター坊(うちのムーヴ)を飛ばしてイオン倉敷まで行って,チケットを買って上映時間までてんでに買い物をして,いざ。

<お話>
1920年のイギリスの植民地となってしまったインドでは,イギリスから派遣された司政官や警察組織が民衆を支配していた。少数民族ゴーンド族のある集落から英国領インド帝国総督の妻キャサリンの気まぐれで連れ去られた少女を取り戻すため,一族の勇者コムラム・ビーム は,奪還のための準備を終えた後,総督府のそばの下町に潜入,少女の消息を探り始めた・・・。

<RRRって何じゃ?>

何かの頭文字かと思っていたら・・・。映画冒頭では,

STORY of FIRE & WATERとなっていました。いや,まじでわけわっからん。

上映時間は,3時間超。娘曰く,3時間が気にならないほどお話しが進むから心配いらんよとのこと。←本当でした。長〜い映画に慣れているインドの人でも辛かろうと思うのですが,お話の後半に入る前に"INTERMISSION"の表示が出ます。ここで,インドなら,観客は,おトイレに行ったり売店に行ったりするんだろうなぁ・・・でも,日本では,無情にも,"INTERMISSION"の表示はすぐ消えて,即,後半が始まるのでありました。←おいっ!

・・・コーラとかアイスコーヒーとか買わんとってよかったわ〜♪

<見所>

3時間、ずっと退屈しない,見所だらけの映画です。ありえへんアクションシーンの連続は語り尽くされていると思うので別の観点から・・・。

本編では,インド映画お約束のダンスシーンは少なめですが,ビームとラーマ(ダブル・ヒーローだ)がインド舞踊ナートゥを踊るシーンは見所の1つです。←グッドスマイルカンパニーからフィギュアが出ます(2024年1月発売予定)。ビームまたは,ラーマ,単品で¥4000,セットで¥8000くらい。娘の友人は,もっとお求めやすいアクリルスタンドを買ったそうです。

本編で少なかったぶん,エンディングはずっとダンスシーンです。

<君の名は>

少女を取り戻すためにやって来た森の戦士ビームと警察官として少女の奪還を阻止する命を受けたラーマは,お互いの立場を知らずに打ち解け親友になります。おいおい大丈夫か?という心配をよそにお話が進んでいきます。交錯する2人の友情と使命!あぁ!どうなるんだ!!・・・というところで"INTERMISSION"となります。とらわれの〇ー〇は,このまま処刑されてしまうのか?2人の友情の行方は?

ご心配なく。これは,インド映画です。

<字幕版と吹き替え版>

娘によると,吹き替え版ではギャグだったところが吹き替え版では分からなくなっているそうです。英語がよく分からないビームと心優しい英国人女性ジェニファーの会話がかみ合わないのですが,吹き替え版では,2人の台詞がどちらも日本語になっているのでなぜかみ合わないのかがよく分からなくなっているとのことです。

<インド映画のお楽しみ>

インド映画の様式美。ヒーローまたはヒロインがスローモーションでこちらに向かって前進するという演出です。インドなら,きっとここで歓声が上がるのではないかな?もちろん"RRR"にもあります。

<子どもは戦わん>

この映画で戦うのは,むっさいおっさんです。基本的には,子どもは,戦わん・・・はずだった・・・。ラーマが子どものとき,軍隊に囲まれた集落をたった一丁の銃で守ったのが彼の父親(ちょっと藤岡弘に似ている)。母と弟が撃ち殺され,戦闘の末に重傷を負った父の代わりにラーマは,銃をとり・・・涙・・・。子どもに戦わせるのはいけん。
posted by 五六式 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画