2015年01月04日

FINE MOLDS 1/200 三菱リージョナルジェット MRJ90 おすすめ度 ☆☆☆☆★

昨年度末ぎりぎりで入手したぴかぴかの新製品,FINE MOLDS 1/200 三菱リージョナルジェットを仮組みしてみました。

戦後初の国産旅客機YS11の初飛行が1962年,(2006年に国内の路線から引退,少数機が自衛隊で使用されている)それから50年以上経った今年,やっと次の国産旅客機が初飛行しようとしています・・・涙・・・。

mrj

<実機について>

キットの解説を参照・・・ホントに詳しく解説しています・・・では,身も蓋もないので・・・。

第二次世界大戦に敗北した日本は,GHQ/SCAPによって航空機の研究・設計・製造を全面禁止された。戦前の航空機資料は全て没収され,機体は一部がアメリカ軍をはじめとする連合軍に接収された他は、すべて破壊された。それは,日本の子航空産業を再起不能にし,連合国に二度と歯向かうことができなくするための施策の一環であった。1952年,サンフランシスコ講和条約が結ばれ,航空禁止令は解除されたが,この間の7年間で航空機の技術水準は飛躍的に向上していた。この空白が日本の航空機産業に更なる痛手を負わせることとなったのだ。

それでも,国産の旅客機をという願いのもと,官民一体となってようやくYS11が初飛行したのが1962年,安全マージンを大きめにとって頑丈に作られた機体は,50年以上経った現在でも一部の機体が海外の航空会社や自衛隊で使用され続けている。YS11は,戦後の日本人の誇りを支え続けた(日本人にとっての)名機であると言えるだろう。

しかし,このYS11,ビジネス的には成功せず,総生産機数は,180機にとどまった。また,後継機の開発も何度か立ち上がっては消えていき(YS33計画というものもあった),長い月日が空白となっていった。そうしている間に,このクラスの市場は,カナダやブラジルの企業が開発した旅客機に占有されてしまっていた。日本の各企業は,自社開発の旅客機を開発することもできずにボーイング社の旅客機の製造の下請けをするなどして糊口を凌いだのである。

しかし,2000年代になって,日本の航空機会社にチャンスがやって来た。日本の持っているカーボンファイバーや複合素材の技術を使って機体を軽量化し,燃費効率を向上させた旅客機の開発が可能になったのである。三菱重工の子会社,三菱航空機が開発を進めているMRJは,主翼の下にターボファンエンジンを2基装備,乗客70人クラスのMRJ-70と90人クラスのMRJ-90の2つのタイプがある。2008年三菱航空機は全日空からMRJ(MITSUBISHI REGIONAL JET)を15機(オプション10機)受注した。(現在の受注は,国内外の航空会社よりオプションを含め,約400機)

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<キットについて>

精度の高いスナップフィットのキットです。接着剤がなくても形になりますし,隙間もほとんど見当たりませんが,塗装をしてデカールを貼って完成させたのに,機体の縦方向に隙間ができる・・・等ということになると悲しいので,仮組みをして具合を見た後,接着して組み立てていくことにしました。

このキットに限らず,ファインモールドの組み立て説明書には,実機の詳しい解説が載っています。これを読むのもこのキットの楽しみの一つです。

・ 操縦席や風防(ウインド・シールド)のための透明部品はありません。パパッと組んですぐ形になります。

・ 脚を出した状態で作ったとき,尻餅をつかないようにするために機首に入れるおもりが付いています。
  おもりは,組み込むだけでは固定されず,模型を振るとカタカタいうので金属用の接着剤で接着してとめるとよいでしょう。
  飛行状態にしてスタンドに取り付けるとか,スタンドにも乗せないとかいうのであれば,おもりはいりません。五六式は,今回これで行きます。

・ デカールは,1号機と2号機が再現できるようになっています。1号機は,見栄えがしますが,胴体上部のグレーの塗り分けが難しいし,胴体下部の銀色の部分のデカール張りが厄介(アンテナ3つを通さないといけない)なので悩みながら作業を進めないといけないでしょう。その点,2号機は,やや地味だけれど楽勝♪

・ 主翼下面の部品や胴体にヒケがあります。瞬間接着剤やパテなどでならしておくとよいでしょう。

・ このキット,実は,企画は,三菱航空機株式会社,製造は,ファインモールドとなっています。
posted by 五六式 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | NEW KITS
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