お題は, AMX-014 ドーベン・ウルフ(ドイツ語読みだとデーフェン・ヴォルフじゃないの?)とARX-014 シルバー・バレット(表記は,シルヴァ・バレト,日本語的にはこちらの方じゃろ?意味は,銀の弾丸です。)

<実機について>
もともと,MRX-010サイコ・ガンダムMkIIを参考にティターンズ傘下で開発されていたMSがネオ・ジオンの手に渡り,ジオン公国系の技術を加えて完成されたものがAMX-014 ドーベン・ウルフで,ニュータイプ特性の優れているパイロット用にサイコミュによる無線誘導兵器を搭載したものと一般パイロット用の疑似サイコミュによる有線誘導兵器を搭載したものがある。いずれの機体も胸部メガ粒子砲,肩部ビームキャノン,ビーム・ハンド,各種ミサイルなど大量の武装を搭載している。
AMX-014 ドーベン・ウルフを地球連邦の依頼によりアナハイム・エレクトリック社が改修を行った機体がARX-014 シルバー・バレット。胸部ビームキャノンを廃止し,出力系を簡略化したことにより,バランスのよい機体となった。センサー・ヘッドは,ガンダム・タイプとジム・タイプの2種がある。

<キットについて>
もともとが大型で複雑な形状の機体で,武装も仕掛けも満載なもので,とにかく部品が多いこと・・・もう,お腹いっぱいです。ドーベン・ウルフに特別な思い入れのある方以外で,どうしても2機を揃えたいという方には,ARX-014 シルバー・バレットの方から先に組むことをおすすめします。基本的には,同じ手順で組みますが,こちらの方がデザインが簡略化されているので比較的組み易いし,1機組み立てると,そのノウハウがいかせるので2機目の製作が楽になります。
写真にもありますが,足首のカバーは,取り付けていません。この部品は,プラスチックの弾性を利用して強引にはめ込むもので,一旦,はめ込むと,外せなくなる恐れがあります。もし,最終的に本キットを塗装して仕上げるつもりなら,本体の塗装が全部終わってからはめ込むといいでしょう。
AMX-014 ドーベン・ウルフの組み立て説明書には,肩部ビームキャノンを発射状態にするには,頭部のアンテナが邪魔だから,一旦,頭部を抜いて・・・なんて載っていますが,頭・・・抜けないよ・・・。ちょっと首を左右に振るだけで肩部ビームキャノンを発射状態にすることができます。
ARX-014 シルバー・バレットのセンサー・ヘッドは,ガンダム・タイプとジム・タイプの2種が用意されています。HDSEDは,ジム・タイプを選択しました。なかなかよいデザインです。ジムっぽくするために額のアンテナは取り付けない予定です。
ガンダムMk5にするのは難しいです。上半身全てを自前で造形する必要があります。入手困難ですが,VOLKSなどからGKが出ています。まぁ,苦労しなくても,BANDAIさんから忘れた頃にキットが出ることでしょう。

2機分で部品点数は,500くらい・・・。
ドーベン・ウルフで3機小隊を組もうとか,シルバー・バレットのガンダム顔とジム顔を並べて,ガンダムMk5も改造して作っちゃえ(下半身は共通)とかいう勇者は・・・おらんでしょうね。約1500個のパーツと格闘したいというのなら敢えて止めたりはしませんが・・・。