
<実車について>
ランチア・ベータをベースとするWRCグループBに適合するラリーカー。1998〜2111cc+スーパーチャージャーのエンジンは,ミッドシップに配置され,リアドライブ方式で駆動される。
FIA 世界ラリー選手権 には,1982年から1985年まで出走,他社のラリーカーが4WDになって行く中,苦戦を強いられることになり,1985年の途中からは,デルタS4と交代することとなった。

<キットについて>
ランチアのラリーカーは,ストラトス,037,デルタと3代にわたってハセガワの1/24スケールキットで揃えることができます。037の発売は,いつだったっけ・・・2001年に作例の記事が出ていたようなので,それ以前のリリースのようです。
今回入手したのは,マルティーニ・カラーの1984年,ツール・ド・コルス・ラリー優勝車のもの。ま,王道ですね。(スポンサーのマルティーニ・エ・ロッシは,イタリアの酒造メーカーです。)

気になったのは,ボディをシャーシに接続するときにシャーシから突き出た4本の棒をボディ下部の穴に貫通させるようになっているところ(写真中)。そんな,バナナ・・・もとい,馬鹿な,と思っていたのですが,実車でもそのような出っ張りがあるようです。走行中にボディを損傷しても,ぱかっと外して新しいのをかぶせ,スナップでとめるだけで修理が完了するようになっているのでしょうか?そこのところは,ハセガワさんを信頼すると言う方向で・・・。
ラジエターの前のグリルとボンネット上部のグリル,バックのグリルはどうしよう・・・。実車を前方から撮った写真を見ると,しっかりグリルの向こう側が透けて見えているんですよね。これは,エッチングパーツを買いなさいというご神託とも解釈できます。初出の頃は,あちこちからエッチングパーツが出ていたようなのですが,はたして,今回の再販に合わせてエッチングパーツを供給してくれるところがあるのでしょうか?・・・(いいえ,ないでしょう・・・涙・・・。)。