2016年08月02日

シン・ゴジラ MV-184

映画の日の割引を利用して"シン・ゴジラ"を観てきました。最終回だったので家に着いたのは,夜の0時過ぎ,午前様になってしまいました。

"エヴァQ(オバQとちょっと似ている)"の制作で消耗し切ってしまっていた庵野監督が,奮起してやってくれましたョ。←いい意味で,ですよ。

<お話>

東京湾で無人と思われるプレジャーボートが発見され,海上保安庁の職員が船内を捜索を始めた。と,そのとき,直下の水中から多量の水蒸気が噴出,プレジャーボートも海上保安庁の船も転覆してしまう。

この事件をきっかけに,東京湾内では異変が頻発,政府各機関は,原因の究明と災害への対応を検討する・・・。

<ネタバレ>

下手にいろいろ書くとネタバレになってしまいます。正式な試写会も行わなかった(行えなかった)ぐらいですから,ネタバレはこれから観に行く人にとっては好ましくありません。興味がある方は,いろいろな人やメディアがばらす前に劇場に足を運んではいかがでしょうか?

劇場で売っているパンフレットをちらっと覗くことも,(たとえ,それが,攻略本を読んでからゲームをするような人であっても)厳禁です。

<人類も怖い>

ゴジラを攻撃する自衛隊の武器がすごいです。砲弾もミサイルも全部当たります。10式戦車(サービス,サービスゥ!!)が蛇行しながらバンバン打ちますが,全部当たります。何十kmも離れたところから99式自走155mm榴弾砲(最大射程は約30km)が打ちますが,これも,予定した時刻に全部当たります。F-2の誘導弾も全部当たります。自衛隊では,これが普通だそうです。(どこかのおばかさんが「人殺しの予算」とか言っていましたが,たとえ小額に収まったとしても,当たらない武器や当てられない人材に予算を配当することの方がおろかなことだと思います。)

オリジナルでは,機関銃で撃ったり,軽戦車(米軍のお下がりのM24チャーフィー)で撃ったりでした。何という戦力差でしょうか。

更に,米軍の兵器がえげつなくて・・・MOPって何なんだよ?

これ,本来は,人間に向けるんですよね・・・?

<音楽>

音楽は,聞き慣れたアレとアレです。古いファンもこれで安心。

<トリビュート>

冒頭のボートのシーンは,ゴジラ(1984)ネタかと思われますが,それ以外にも,これまでのゴジラ映画の有名なシーンを連想させる映像がいろいろ織り込まれているようです。何回か映画館に行くとか,ビデオディスクを購入するとかしてそういったシーンを探してみるのもおもしろいと思います。

<日本人>

相手よりも圧倒的に強大な戦力で敵を押しつぶすのがウサギの国やクマの国や多国籍軍のやり方ですが,本作では,日本人が,極めて日本人らしくゴジラに戦いを挑みます。人材も,人脈も,工業力も,インフラも全て投入して・・・ヤシマ作戦みたい・・・(もちろん,日本人独特のトロさも包み隠さず晒して・・・日本人は,戦争をしてはいけないと思います。トロいから戦いには向いていないョ・・・。)。

今の日本と日本人の力でゴジラを制する過程が後半の見所です。

<アジアでは・・・>

中国人なら中国人のやり方でゴジラが仕留められるでしょうか?

・・・人海戦術とか,虎の子の核兵器使用とか・・・国土が広いので放置とか・・・汗・・・。

インド人ならインド人のやり方でゴジラが仕留められるでしょうか?

・・・突然,みんなで音楽に合わせて踊りだしたりとか・・・ゴジラも踊る・・・踊りながらどこかに去って行く・・・みんな,ハッピー・・・ごめんなさい・・・汗・・・。

某隣国人なら某隣国人のやり方でゴジラが仕留められるでしょうか?

・・・それよりも前に,まず,自国発祥であることを主張する・・・汗・・・。

<おしまいに>

若い俳優さんの中には,演技がもの足りない人もいましたが,それを差し引いてもとてもよくできた映画だと思います。

映画のラストでゴジラの立ち姿が出てきます。ちらっとですが,衝撃的な画となっていますので見逃さないように。

<つっこみどころ>

ネタバレになってしまうので映画を観た方と,これから観に行く予定はないよという方,興味がありましたら追記を読んでください。

<このように巨大な水生生物が上陸した場合,自重につぶされて圧死します。>

何だか"空想科学読本"(柳田理科雄)みたいですが,どうしてか分からないままなし崩し的に上陸してずっとうやむやのまま・・・。

環境省のお役人のお姉さんのセリフですが,この人のセリフが長くて,早口で小声でぶつぶつ言っていて聞き取りにくいというレビューをしている人もいたようです。しかし,HDSEDは,むしろ,これは,「あり」ではないかと思います。チームを組んだらときどきいるんですよ。こういう人が。人が聞いていようがいまいが関係なく言いたい(言わなければならない)ことを言い続ける人が・・・。才能や知識や技術を持っていてもこういう人は,職場で煙たがられる,上手くやって行けない・・・。でも,そういう人がこの度,戦いの場を得て力を発揮する・・・と・・・いいじゃないですか。リアルじゃないですか。

<幼体>

最初に上陸したときの顔を見ると,目が大きい・・・。

メダカでも,サケでも,カメでも,ニワトリでも,ヒトでも発生の初期では目が大きいのです。(オタマジャクシの目は小さいけれど・・・)生物学をかじったことのある人なら,顔を見ただけでこれから更に成長する可能性を指摘できるのでは?(幼形成熟する生物もいるけれど)

であるなら,面倒なことになる前に最初の上陸の時点で始末するべきだったのだけれど・・・逃がしてしまいました。

<フェイズドアレイ・レーダー>

「ゴジラの全身がフェイズドアレイ・レーダーの機能を持っているのではないか?」というセリフがありました。とすると・・・ステルス機能を持つB-2爆撃機を全滅させることは難しいのでは?

<おしまいに 2>

とはいうものの,本作は結構つっこみどころが少なかったのではないかと思います。ハリウッドが気合いを入れて前作を作っていますが,庵野監督やスタッフの方々が,"シン・ゴジラ"を作り上げることで本家としての面目を保ってくれたことを大いに賞賛したいと思います。
posted by 五六式 at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | MOVIES
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/176321300
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック