奥さんと劇場の予告編を観て面白そうだったので,二人で東宝シネマズ岡南に出かけました。
"ALWAYS"シリーズ("三丁目の夕陽")と同じく,西岸良平の人気漫画"鎌倉ものがたり"を山崎貴監督が実写映画化したものです。
<お話>
鎌倉は,この世のものとこの世ならざるものとが混在し,共生している不思議な街だ。その鎌倉に住むミステリー作家・一色正和のもとに嫁いだ亜紀子は,さまざまな怪奇現象に遭遇するが,少しずつ鎌倉での生活に適応して行く。
ある日,亜紀子は,妖怪たちの市場で買った松茸に,食べると霊魂か抜けやすくなるという作用を持つ毒きのこ魔界松茸を紛れ込まされてしまう。
<旧車>
走っているのは,50年くらい前の旧車だけ。今の車は,燃費も性能もいいし,乗り心地が良くて安全だけれど色気(所有している満足感とか,制御している実感とか,ワクワクするところ)がないよね。
<死神>
なんか公務員みたいな死神を安藤サクラが好演。すごくいい奴だし,可愛い。
<貧乏神>
この世界の貧乏神は,思い上がっている金持ちを懲らしめるという役割を持っているのですね。物語の終盤でその神通力が一色夫婦を救います。
<死後の世界>
人それぞれで違うように見えるらしいです。亡くなった人たちが普通に暮らしています。
<伏線>
伏線がたくさん用意されています。二度,三度と観返すと楽しいかもしれません。一色夫婦は,実は・・・。
完成度の高い和風テイストのファンタジーです。嫌味や後味の悪さとは無縁です。ちょっとこの感性は,ハリウッドとか中華とかインド(流石にこれは・・・)とかにはないと思います。
2017年12月24日
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