<実機について>

日本海軍が昭和7年(1932年)に新たな国産戦闘機の試作を各社に求めた七試艦上戦闘機の計画は,各社の試作機が要求性能に及ばず,不成功に終わった。その後,海軍は,昭和9年(1934年),再び新たな国産戦闘機の試作を三菱・中島両社に命じた。九試単座戦闘機計画である。三菱は,七試艦上戦闘機の設計を担当した堀越技師を中心に機体の軽量化と空気抵抗の軽減に努め,完成した機体は,海軍の要求を上回る性能を発揮した。
この機体を改修し,操縦性や離着陸性能を改善したものが,改修型,更に本機の逆ガル翼を通常の翼にした2号機以降を経て実用機としたものが九六式艦上戦闘機である。

<キットについて>
・最新のファインモールドのキットですから合わせもぴったり,モールドもFINE!!
・何より,銀塗装じゃないので塗装が楽だし,適度に古い機体なので無線用の空中線も翼を支える張り線もない。
・現用機のように注意書きのデカールをぺたぺた貼る必要もない。
もしかしたら,世界で一番完成し易い飛行機キットの一つかもしれません。