ホビーショーで発表になってからずいぶん待ちましたが,ようやく発売になりました。インジェクションキットとしては,史上2番目のキットです。

<実機について>
航空自衛隊のT-6テキサン練習機の後継として開発された国産初のジェット練習機。T-1Aは,イギリス製のブリストル・シドレー オルフュース(ギリシア神話のオルフェウス)・エンジンを搭載していたが,T-1Bは,国産のJ3エンジンを搭載した。
同じく,航空自衛隊で運用されていたT-33が直線翼の機体であるのに対し,T-1では,技術的挑戦の意味もあって後退翼を採用している。

水平尾翼の上反角(←水平じゃないじゃろ〜!!)がピタリと決まる設計となっています。
<キットについて>
ハセガワの1/72の初版が1971年ということで,47年ぶりの新キットとなります。前面筋彫りだし,インテークの奥行きも再現しているし,様々なディテールの追加や組み易さへの配慮が見て取れます。
そして,PLATZのキットとしては,前作T-2の経験を踏まえ,部品点数を抑えつつ,精密感を出すという改善点が見られます。

そして,何よりうれしいのは,主翼正面に貼るデカール。ハセガワ版(現行品はどうなのかしら?)では,境界層板をまたいで貼るようになってましたが,PLATZ版では,境界層板のところで二分割されています。
コーションマークが多いのがちょっとうっとうしいですが,ヤなら全部貼らないでもいいじゃん。