アルファジェットの1/72スケールのキットは,マッチボックス,エレール,エアフィックス,フジミからリリースされている(レベル他他社のキットは,基本的にこれらのOEM)が,これらは,全て実機が配備され始めた1980年前後に設計された(40年も経っている・・・。)もので,近代的なキットは,皆無でした(1/48では,新キットが出ました。)。そこに,去年,KPから新金型のキットが出るというのでポチってしまったんですね・・・涙・・・。

・東欧キット標準の部品合わせのダボがないキットです。
・A型,E型,MS型と数種のキットが出ていますが,キットは共通で部品選択で各型を再現するようになっています。
・筋彫りは,詳細ですが浅くて,塗装を厚くすると消えてしまいそう。
主要部品を借り組みしてみると・・・
主翼は,表と裏で2パーツに分かれています。ここは,接着しても塗装するときに支障がないので接着してみると,一晩明けたら1mmぐらいずれていました。動翼と主翼裏側の部品の後端の合わせが悪くて主翼裏側の部品を徐々に押し出しているようです。従って,この部分のすりあわせが必要です。
この主翼が,胴体に組みこめない・・・。ほぞ穴が半分塞がっています。
軽く仮組みと思っていたのにえらく時間がかかってしまいました。

胴体の下半分の部品も,開口部の形状が緩い感じで胴体上面との合いもいまいち。
主脚は胴体を組むときに事前に組みこんでおくようになっています。
最近のキットとしては,決して高価なものではありませんが,お金を出して苦労を買うようなものです。メーカーの人たちは,自社の製品を組んだことがないのでしょうか?飛行機プラモを組み慣れた人やアルファジェットが大好きという人以外にはおすすめできません。