2022年03月19日

アニメサザエさんとともに50年エイケン制作アニメーションの世界

娘の新車"くまモン←未公認=ムーヴ・キャンバス"の慣らしも兼ねてふくやま美術館で開催中の"アニメサザエさんとともに50年エイケン制作アニメーションの世界"を観に行って来ました。ふくやま美術館は,県外ですが,広島市内から行くよりうちから行く方が近いので県内みたいなものです。

エイケン
サザエさん以外にも,国内TVアニメ創生期白黒時代の "鉄人28号"や"エイトマン","スーパージェッター",カラー時代の"ガラスの仮面","サスケ","キャプテン","クッキングパパ","ぼのぼの"など懐かしい作品がたくさん紹介されています。奥さんは,一つ下なので知らない作品もあり,小さいときの1年間のギャップはなかなか大きいものだと感じさせられました。

娘は,"忍風カムイ外伝"のカムイのイラストのかっこよさや"ガラスの仮面"の色指定のシートの美しさに感激していました。奥さんは,期待以上に展示が充実していた("サザエさん"の美術のできばえに感心)し,買い換えたばかりのカメラで記念撮影もできたので満足の様子。五六式は,「恐ろしい子!」の絵が展示されていなかったのがちょっと寂しかったかな・・・。

エイケン
カツオ君と一緒に波平お父さんに叱られてみました。

長寿番組"サザエさん"の絵の変遷も興味深いものがありました。だんだん口は小さくなり,全体のラインが柔らかくなっていきます。作者の長谷川町子先生の絵の変遷や漫画界全体の絵の傾向の移り変わりを反映しているようでおもしろかったです。

エイケン
美術館の展示なので基本的に撮影不可ですが,いくつかの記念撮影スポットがもうけられています。

出口近くには,エイケン作品のビデオ上映もあり,しばし立ち止まって初期の"サザエさん"を視聴しました。サザエさんの家に押し売りがやって来るという話で,昔は,普通に犯罪者がうろついているような世相だったことが分かります。サザエさんちの日常の描写もかなりワイルド。タマも凶暴です。現在放送中のほのぼのとしたムードとは大違いです。現在なら,こういった描写は,受け入れられないかもしれません。「日本人の民度が高い。」なんて言っている人は,これを観て自分たちは寝言を言っていたと反省してもらいたいものです。

会期は,3月27日までなので興味がある方は,ぜひ。
posted by 五六式 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189411033
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック