辻村深月の小説を原作として原恵一監督が製作したアニメ映画を観てきました。
先日の"すずめの戸締まり"が数十万人、数百万人の命を救う話でしたが,このお話で主人公のこころが救うのは,十人ばかり・・・。でも,五六式的には,この作品の方がおすすめです。
<お話>
雪科第5中学校に進学した安西こころは,入学早々,クラスメイトから理不尽な嫌がらせを受けて登校できなくなっていた。ある日,自室の鏡が光り出し,その鏡に吸い込まれるように飲み込まれた。心が気づくと,見なれないヨーロッパの城の中にいて,目の前には,狼の面をかぶった見知らぬ少女が立っていた・・・。
<伏線>
この作品も,様々な伏線が張り巡らされており,ラストに向けて絶妙なタイミングで謎が解けていくという構成になっています。
五六式は,お姉ちゃんの病室を見たときと,城に招かれた七人の少年少女が現実世界で会おうと約束したときにちょっと分かってしまいました。
原作を読んでいない方は,原作を読まないまま映画を観に行くことをおすすめします。
<伊田先生>
こころといじめっ子の真由とのトラブルは,当人同士の話し合いで解決させるべきだと心の母に提案する。
いわゆる,分かっていない大人。経験が浅く,人の心の暗い部分が良く分かっていない。
正味の話,
「性根の腐った女やな。今度ヤったらこらえんけんな。親にも報告するから覚悟しとけ。」
と怒鳴りつけたらおしまいな事案。いじめている当人は,悪いことをしているという自覚はあるので当人同士の話し合いなど無意味。分かっててやっているんだから。誰からも止められないからだらだらいじめているだけ。
クレーマー対応とか,いじめた方にも理由があるという発想だと問題の解決が遠ざかってしまう。でも,現在の現場では,前述の乱暴な物言いが問題になり,よってたかって教師の方が"矯正"されてしまうのだ。
伊田先生は,研修で洗脳されたのか,それとも,よってたかって矯正されたのか・・・ぞっとしない話である。
でも,"当人同士の話し合いで解決させるべきだ"は,教育現場の公式見解らしい。
<フウカ>
フウカちゃんかわいい。
フウカちゃんかわいい。
フウカちゃんかわいい。
大切なことなので3回書きました。
<最後に泣く>
五六式は,最後の方で泣きました。涙だだ漏れです。
BD出たら買います。もしかしたら,TVのなんたらロードショーで放送されるかもしれないとしても。
2023年01月17日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190148652
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190148652
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
今日うちの掲示板の過去の書き込みを見ていて、今更新年の五六式さんの書き込みに気づき慌ててレスしました(^^;)
大変申し訳ありません!
うっかり見過ごしていたようで、もう2月も終わろうとしているのに、もう本当にすみませんでした・・
ところでこの映画も度々テレビCMで気になっていましたがそんなに良かったんですね。
もしテレビで放送されることがあれば是非見てみたいと思います。
"金の国、水の国"は,更に素晴らしいですよ。すぐに上映回数も上映館も減って全く不本意です。ぜひ,何らかの形で観てみてください。