2009年07月21日

MW-ムウ- MV-093

今年は,手塚治虫先生の生誕80周年だそうです。手塚治虫というと,漫画の神様みたいに言われているのですが,結構打ち切りを食らったり,"黒い"作品があったりで誰でも楽しめる作品ばかりではないことも事実です。

そんな"黒い"手塚作品の中でも更にヤバい"MW-ムウ-"が実写映画化されました。PG12指定ですので"ジャングル大帝"を観に行くようなつもりで観に行くのはNGです。

週明けから忙しいし,"MW-ムウ-"はいつまで上映されるのか未定,毎月20日はMOVIXの日で1000円均一,最終回しか座席が空いていないけれど無理して観に行ってこようか・・・という訳でうちの娘とMOVIX倉敷へGO!!

<お話>

太平洋に浮かぶ離島,沖之真船島で米軍が開発していた化学兵器MWが漏出,ほとんどの島民が即死する事故が起きた。化学兵器MWの存在を隠すため,かろうじて生き残った島民も現場に突入した兵士達によつて次々に虐殺されるが,奇跡的に二人の少年達が島からの脱出に成功する。

16年後,この世の地獄を目撃した二人は,成長して社会人となる。外資系の銀行に勤務する結城美智雄と神父となった賀来裕太郎である。

結城は,ごく少量のMWをすってしまったため,後遺症に悩まされる身となったが,それと引き換えに異常なまでに高い知能を手に入れる。彼は,復讐のため,その知能をフルに活用,かつての事件の関係者を次々と殺害していく。

賀来は,結城のそのような行いを知っていながら,結城を止めることができない。それどころか,世話をしている子ども達を盾に取られて結城の犯行に手を貸すことになってしまう。

<マジになんなよ>

手塚原作を忠実に再現していない,原作の深さが感じられないと騒ぐ批評家がたくさんいるようですが,ンなもん,できる訳ないでしょうが。

原作に忠実に映画化なんかした日にゃ,映倫の審査に通りませんよ!!たくさんの人に見てもらうためには多少ソフトにするアレンジが必要な作品だと思います。

それでもPG12なんだから・・・できれば,中坊も観ちゃダメだよ!!勘違いする人がいるから・・・

濃いのを見たい人は,原作にあたればよいでしょう。

<あらあら・・・>

映画の最後に「法律を破ってはいけません」の注意書きがでました。こんな当たり前の注意書きを入れなければならないなんて,あぁ,情けない。世も末ぢゃ。悪いことするのはその人のせい,なのに,映画のせいなんかにする輩がいるからこんなことになるのかなぁ。

<なかなか・・・>

タイの事件のシーンは,画質が独特でいい感じでした。ここは,日本と違うんだよと画面を見て納得させられる感じです。

でも,ここのシーンで尺を使いすぎましたね。そのため,本当に知らせたいテーマのために使う時間が相対的に減ってしまったと思います。

<ちょっと待て>

なんでも,MWは,水に触れると中和されてしまうそうです。

だから,貯水池や水槽に入れて保管すると・・・

そんなことをしても無駄です。毒ガスが水中に出ても,中和されるのはごく一部。中和されていない多量の毒ガスが空気中にまき散らされるでしょう。水に溶けやすい二酸化炭素でさえ結構水上置換で集めることができるのですよ?

また,中和されるということは,化学反応が起こると言うこと。関東一円が壊滅するほどの激烈な毒なのであれば,この反応で生じる熱エネルギーでドカン!!といくことも考えられますね。
posted by 五六式 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | MOVIES
この記事へのコメント
私は原作読んでないし映画も見てないしで、とりあえずこれといった発言はできませんが…
ネットではあまりいい評判は聞きませんね。
まあ、原作付きのものは大抵そういうものですが。

一番のネックは「同性愛」の部分が切られていたということらしいですが、どうやらスポンサーの意向だったようです。
制作側はその辺描きたかったそうですが、出資者が嫌ったということのようで…
それが描かれていたら少しは評価が変わったんでしょうかね?
Posted by 秋田 at 2009年07月27日 13:15
全般的に薄味ということで不評だったようです。一般対象ならばやむを得ない選択であったのかもしれません。

例のシーン,個人的にはあまり見たくありませんでしたが,そこまでしなくても,それをにおわせるような演出の工夫はできたでしょうね。

そのためには,冒頭のアクションシーンをちょっと削ると・・・
Posted by HDSED at 2009年07月27日 23:06
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