2011年10月17日

PIT ROAD 1/144 BAC TSR.2 strike role おすすめ度☆☆☆☆☆

ちょっと前,AIR FIX からTSR.2の1/72スケールおよび1/48スケールのキットがリリースされましたが,あまりにもキット不在の期間が長かったためか,飢餓状態になっていたモデラー達の妄想は,もし,本当に実用化されたなら,とか,改装して隕石の破壊に使ってみたら,とか,あらぬ方向に・・・。そして,いろいろなTSR.2を再現するために2個買いとか3個買いとかした人もいたようで,本来,TSR.2とは何のゆかりもない日本でキットが大ヒット!!そんな人たちの要求に応えるため,実戦配備されたときに施されたであろうマーキングのデカールが発売され,追加部品によってメテオストライク仕様にしたキットがリリースされ,と,お祭状態だったことは記憶に新しいことでしょう。

しかし,TSR.2って,でかい飛行機だし,AIR FIXのキットはすぐ絶版になっちゃったし・・・と言う人もいるでしょう。そんな人のために1/144スケールでピットロードさんがTSR.2のバリエーションキットをリリースしてくれました。まず,実戦機仕様,そして,次回はメテオ・ストライク仕様だそうです。

tsr 
お腹に増槽を追加,英国機らしくブサカワに

<実機について>

1956年,イギリス空軍は,傑作ジェット軽爆撃機EE キャンベラの後継機として,核爆弾を搭載して敵地に超音速で侵攻可能な新型機の開発をイギリスの航空機メーカーに求めた。これに応えた各メーカーの提案の中から採用されたのは,EE(イングレリッシュ・エレクトリック)社とヴィッカース社の合同設計案(のちに共同でBAC社を設立)であった。

このTSR.2(Tactical Strike reconnaissance.2=戦術攻撃偵察機2)は,オリンパス・ジェットエンジンの不調に加え,過大な要求に応えるため,新技術を大幅に導入したことがたたり,開発は難航,それに伴い,開発費が高騰,当然,機体価格も上がって行った。

1964年にやっと初飛行したTSR.2自体は高性能な機体となったが,英議会は,コスト高を理由に開発中止を決定してしまった。代替としてF-111Kを導入することになったが,このF-111Kも単価上昇のため不採用となってしまった。結局,本来,TSR.2が果たすべき任務は,英海軍が採用していたブラックバーン・バッカニアの空軍型が担当することとなった。

この時代の同様な任務を担当する高性能核爆撃機は,N.A. A-5ビジランティやコンベア・B-58ハスラー,ダッソー・ミラージュIVなど実用化はされたものの,本来の目的で大成したものはほとんどなかった。(F-111は,辛抱に辛抱を重ねて改良を加え,やっとものになった。)

<キットについて>

実在したTSR.2を再現したキットに増槽とマーテル・ミサイル4基とそれを搭載するためのパイロンの部品を追加しています。もともとのノーマル仕様のキット自体がそのまま拡大して1/72スケールのキットとなっても通用するほどの出来でしたが,追加されたマーテル・ミサイルの部品も良い出来です。わざわざ2つの部品に分けられていて,フィンの部分がごく薄く成型されています。

デカールは,全面黒とダークグレイ/ダークグリーンのイギリス空軍迷彩の2種の機体を想定したもの。部隊マークがちょっと大きすぎて個人的には使いづらいです。1/144スケールなのだから,部隊マークは相当小さいはず。後,全面ヘンプとか,全面デザートピンクの機体もおもしろいと思うのですが・・・待っていたら,またデカール替えのキットが出るかな・・・。
posted by 五六式 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | NEW KITS
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