2011年12月21日

DRAGON MODELS 1/144 NORTH AMERICAN X-15 おすすめ度☆☆☆☆☆・・・ただし,ちゃんと考証できる人だけ

1/72スケールや1/48スケールで決定版のキットが出ていないのにドラゴンモデルから1/144スケールでX-15のかなりイけてるキットがリリースされました。部品の構成を見るとかなりリサーチをしてキット化されたことが分かりますが・・・。

x-15

<実機について>

アメリカ空軍の実験機で3機が製造された。ロケットエンジンを搭載しており,超高空をマッハ6を超える速度で飛翔する。

B-52改造機に搭載されて空中発射,テストプログラムを終了後,前輪とそりを使って着陸する。

総フライト数は,1〜3号機で計199回。扱いの難しいロケットエンジンと過酷な条件下の飛行のため,幾度となく機体が破損している。

<キットについて>

キットはよくできているのですが,箱絵と組み立て説明書がいけません。

X-15は,シリアルナンバー66670(1号機),66671(2号機),66672(3号機)の機体があり,それぞれ時期によってエンジンやマーキングが変わっています。キットのデカールは,1号機と2号機のロールアウト時の状態を再現する物で,説明書で使用しないとされているパーツは,後の機体改修時の状態を再現するためのものです。デカールと塗装図が充実していれば,尾翼にNASAの黄色の帯が入った機体とか3号機とかが作れたのに・・・それともバリエーションキットが出る?

また,ドラゴンモデルの完成品版X-15には,いろいろな仕様のモデルが何種類かあるのでそのために用意されたパーツなのかも知れません,

1 で,透明部品ですが,

x-15

いきなりキットの指定が間違っています。風防のガラス面の形は,強いていえば3のパーツ,正しくは,1と3の中間くらいです。キット指定の2のパーツは機体が改修されたX-15A2のものです。

2 機首先端の計測器は,説明書だといきなり前部胴体に接着するようになっていますが,これも間違いです。パーツ31を介して取り付けます。ちなみに,パーツ30は,計測器なしの機体を作るためのものです。

3 水平尾翼の部品指定が逆になっています。下反角が付くように取り付けるのが正解。

4 エグゾースト・ノズルは,暫定的に取り付けられたXLR11エンジン2基のもの。本命のXLR99エンジンに換装したときの状態を再現する部品は,26番です。

5 初期の機体のコクピット後方に2個,半球形の小さな突起があります。気になる人は,リサーチして取り付けましょう。

6 箱絵と塗装説明図が違っています。"U.S.AIR FORCE"のマーキングは,塗装図の通りに貼りましょう。

7 3号機を作りたいならば,部品は揃っています。後は,シリアルナンバーを何とかしてNASAのマーキングをするだけ。

8 X-15A2を作りたいときは,胴体延長と増槽の自作が必要です。マーキングのこともあるので,バリエーションキットが出るのを待つ方がいいかもしれません。
posted by 五六式 at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | NEW KITS
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/52188571
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック