2012年02月05日

CYBER-HOBBY 1/72 De HAVILLAND SEA VENOM FAW.21 おすすめ度 ☆☆☆☆☆

プラスチックモデル創世記であった1950年代から1960年代は,初期のジェット機が続々開発されていた時期と重なっており,最新鋭機として当時のジェット戦闘機のキットがたくさんリリースされていました。しかし,そのため,キットの製造技術が大幅に向上した1970年代に入ると,それらの機体は,既にキットが存在する機体となり,更に年代が進んで旧型機(=人気のない機体,知名度が低い機体)となってしまいました。そして,20世紀の終わり頃,気がつくと,よほどの有名機でなければ初期のジェット機の優れたキットは見当たらなくなってしまいました。

近年,韓国系,中国系のメーカーがこの穴を埋めるべくがんばってくれています。更に,エア・フィックスも参戦してワイバーンにハンター,シーホーク,ライトニング,TSR.2,ついには,シー・ビクセンまでもがキット化されました。そして,今回は,シー・ビクセンの前身,シー・ベノムまでもがキット化されるとは・・・これは,しばらく死ねませんね。

sven
不細工だけれどバンパイアより洗練されている

<実機について>

第2次大戦後,デ・ハビランド社が開発,製造したジェット戦闘機,バンパイアの性能向上型ベノムは,最初,戦闘爆撃機としてイギリス空軍に採用された。その後,コクピットを並列複座とし,レーダーを装備した夜間戦闘機型が開発されたが,空軍では,少数の採用に終わった。

イギリス海軍は,この夜間戦闘機型NF.2を基に開発された艦上全天候戦闘機をシー・ベノムとして採用,その後,オーストラリア海軍やフランス海軍も本機を導入した。


sven 胴体後端のぴょこっとした跳ね上がりが可愛い

<キットについて>

スライド金型使用で部品数を押さえ,双胴形式の機体を無理なく組み立てる・・・というコンセプトは良いのですが,その分,エンジン内蔵,動翼は別部品としたため,完成に辿り着くまでの道のりが遠くなってしまいました。・・・しくしく・・・。

1 翼や胴体などの主要部品はアンダーゲートになっています。慣れると,従来の形式と比べて部品の接合部やゲート跡の処理が格段に楽になっています。コクピットの部品やエンジンの位置決めもかっちりしていて好感が持てます。
2 エンジンとジェット・吸気口のダクトを組み立てないと胴体が組めません。胴体背部のエンジンの点検パネルは外せるのでこれを生かすならば,エンジンの塗装は必須です。
3 ジェット・吸気口のダクトとジェットエンジンの排気口の内側に部品の押し出しピンの跡があるのでこれを埋めないと次の作業に進めません。・・・ああ・・・完成が遠のく・・・。
4 ジェット・吸気口の整流板が4枚,部品は用意されていますが,組み立て説明書には,一切組み込みのための説明が書かれていません。説明図には,いつの間にかこれらの部品が組み込まれていると言う・・・。ちなみに,部品番号は,5,6,7,8番です。5,6,番は,内側,7,8番は,外側につきます。今回の仮組みで気付いたのは,ここだけでしたが,他にも取り付け場所不明の部品がありそう・・・。

こうなって来ると,空軍型のキットも欲しくなりますね。できたら,最近のエア・フィックスのお手軽キットで,スイス軍のデカールも付けて・・・ナットも新キットが出ることだし・・・後,どっかでシミターやバッカニアもお願いしまーす。
posted by 五六式 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | NEW KITS
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