折角だから,途中で長田駅に寄って鉄人も観てきました。

会場のアルカイック・ホールは,2000人足らずで満員になるところでしたが,おかげでロジャーやバンドのメンバーの顔がよく見られました。

The Whoのオリジナルメンバー4人のうち,2人,ドラムのキース・ムーンとベースのジョン・エントウィッスルは,既に他界していて,ギターのピート・タウンゼントは,難聴に苦しんでいるという状況での来日です。ピートの代わりには,彼の実弟サイモン・タウンゼント(声も外見もおにーさんにそっくり)が入っていました。
コンサートは,1曲目からラストまで2時間あまりみんな総立ち,みなさん,よく曲を知っていらっしゃる。そして,ロジャーの真摯さにも感動しました。
音楽をする人ってだんだん我が儘になってヤなヤツになったりする(ヘタなヤツとはやりたくないとか,上手いヤツに嫉妬するとか,ショぼい会場ではやりたくないとか)ものですが,ロジャーには,そんなものを乗り越えた本当に尊敬できる音楽家の姿というものが見て取れました。
何だか,このコンサートで心が洗われたようです。毒気が抜けて自分が自分でないみたいです。
詳しくは,探してくださいね。