初代とか,二代目とかは,もう博物館行きのお年ですが,三代目の中にはまだまだ現役のものもいるようです。地元でもときどき銀色のハードトップが目撃されますが,今回見つけたのは,それとは別の個体です。

なかなかの風格
<実車について>
1957年に富士精密工業(のちのプリンス自動車 ということは,旧中島系の会社で富士重工とは兄弟会社ということになる。富士重工は,トヨタの方へ行っちゃって86/BRZを開発。)の主力車種として生産されたものが初代。カタログ上では,最高速度125km/hだったとか・・・。
二代目は,標準では直列4気筒OHV1484ccエンジンを搭載搭載していたが,これに加えて1964年の第2回日本グランプリ自動車レース大会でGTクラスに出場するため,フロントを200mm延長して直列6気筒OHC1988ccエンジンを強引に搭載したモデル,スカイラインGTを開発,生産した。このレースでちょっとだけポルシェ904を抜いてトップを走り,モータースポーツファンを狂喜させた。この二代目を生産していた時期にプリンス自動車は日産自動車と合併。
三代目は,通称箱スカ。おそらく,歴代スカイラインの中で最も有名なモデルといえるだろう。車体側面にサーフィン・ラインと称されるプレス・ラインをあしらった4ドアセダンとステーション・ワゴンの2種類の車体の標準モデルに1500ccエンジンを搭載,後に1800ccエンジン搭載モデルを追加し,これらとは別にGT系は2000ccエンジンを搭載する。1970年には,2ドアのハード・トップを追加している。

GT系は,ロング・ノーズ
この時代のスカイラインは,積極的にレースに参加,49連勝という伝説的な記録(異説はあるが)を持っている。

<プラモ>
1/24スケールでアオシマとタミヤ,フジミから
1/32スケールでマイクロエースから
1/43スケールでバンダイから塗装済み組み立てキットがリリースされていたが,現在,店頭在庫のみ。