3ヶ月待ったのだ・・・。
ガソリンの節約を考えてバイクで行こうとちらっと思いましたが,寒かったのとお天気が悪くなってきたのとで自動車(銀ちゃん)で行くことにしました。
さて,映画が終わった後,劇場の外に出たら,しっかり雨が降っていました・・・ほっ・・・。
<お話>
冷戦終結後,BLACK GHOSTとの戦いも終わり,ゼロゼロナンバー・サイボーグ達は,チームを解散し,一部は,ギルモア博士の創設した財団に残り,一部は,それぞれの祖国に帰って行った。ゼロゼロナンバー・サイボーグ,最強の戦士,009こと島村ジョーは,全身をほとんど機会に置き換えたサイボーグなのでいつまでも容姿が18歳のままであり続ける。そのため,社会には復帰できず,高校生として3年間過ごした後,記憶をリセットしてまた高校生として3年間過ごすという生活を繰り返していた。
<009>
主人公ながら,過酷な使命を背負わされています。でも,003が優しくしてくれるからいいじゃないか・・・ちゃんと見栄をきる場面もあるし・・・。
<003>
のっけからこんなことを言うと何だけれど、なんか,エロいです。見た目は20代でも実年齢は,おばさんだからかな?それとも,3Dだからかな?
おそらく,後者だと思います。原作者の石ノ森先生は,003に関しては,キャラクターの性質上,生々しくならないように表現を押さえていたのではないかと思うのです。(絵がうまい人でしたから,そのへんのさじ加減は思いのままだったでしょう)でも,3Dでキャラクターを作るとき,どうしても生々しい部分が残ってしまう(或は,敢えて残した?)のではないかと思います。いつ果てるともなく延々と高校生として生きる島村ジョーを監視し続ける任務を遂行する003の胸中を表現するために・・・。
彼女の偵察/索敵に特化した性能の描写は,本作の見所の1つです。情報が鍵となる現代の戦いに於いては,003なしにはチームが機能しません。
<002>
なんやかんや言っても,最後には009を助けるために軌道上に上がってきます。彼の侠気もビジュアルもかっこいいですよ。
<005>
パワフルな戦闘シーンが本当にすごい!!
原作の初期の描写だと,単に力が強く,重いものを持ち上げたり振り回したりするだけという感じでしたが,本作のジェロニモは素早い!!ギルモア研究所を襲う死体兵士を相手に奮戦し,圧倒的な敵の物量に一瞬,躊躇しながらも雄叫びをあげて突進する姿には感動しました。自分的には本作のMVPです。
<F-38(架空機)>
ドバイを爆撃しに行くステルス戦略爆撃機B-2を止めるために002が操縦します。B-2を支援する戦闘機を次々に撃墜するも,多勢に無勢,撃破されてしまいます。最新鋭機のトリッキーな機動の描写や赤外線誘導ミサイルを幻惑するフレアの描写,カナードの動作の描写などが見所です。
かつてアニメが全て手書きだった時代,"エリア88"のアニメ化は不可能とさえ言われていたのに,現代では,CGの技術の進歩のおかげでこういうものが観られる・・・。ありがたいことです。
ハセガワからクリエーターワークスシリーズの次回作として1/72スケールで発売予定・・・だったらいいなぁ・・・。
<"彼の声"と"天使の化石">
劇中で004が解説してくれます。ちょっとでも聞き逃すとさっぱり分かりません。納得するためには,何回も鑑賞するか,何らかのテキストを手に入れるかしかないでしょう。
<ラスト>
これは,強引でしょう。
本当は,結局,みんな死んじゃってるとか・・・