2013年05月27日

BANDAI HGHM 1/144 L-GAIM Mk-1 STK-003

キャラクターもののプラモの中でも主役メカのキットは,題材になったアニメシリーズが放映されてすぐリリースされるため,後発のキットに比べてこなれていない部分が出て来がちです。"重戦機L-GAIM"の主役メカL-GAIM Mk-1のキットも,(メーカーとしては,力を入れていたようですが)やっぱり"こなれていない"という印象を持った人が多かったでしょう。

その後も,量産型HMとして最多出場のアローンは,なぜか,1機しか登場しなかったバージョンでしかキット化されず,人気のあったバッシュもアシュラもいまいちと,BANDAIさんもHMのキット化にはかなり手こずってたようですね。TVシリーズも終わる頃になってリリースされたバルブドやグルーンなどは良かったのですが,終盤に登場したアトールなどのキット化は見送り・・・と第1期のHMのプラモのシリーズは全体としてみると散々な結果に終わったと見て良いでしょう。

LG

2002年になって,ガンダムのアニメシリーズが途切れた間隙を縫ってHMのHGキットがリリースされ始めます。まずは,当時の技術を盛り込んで主役メカL-GAIM Mk-1 を,次いでキット化されなかったアトールやオージを・・・売り上げが良かったら,カルバリー・テンプルが出て,上手くいったらMk-2やバッシュなどもリファインされるかな・・・と思ったら,シリーズは,3種で休止・・・やっぱりガンダムの方が商売としてはおいしいのでしょうか?・・・涙・・・

LG

<実機について>

主人公ダバ・マイロードが駆るHM(HEAVY METAL ワンオフに近い高級機種A級と量産されて品質や性能の劣るB級がある)と称される人型機動兵器。外燃機関フロッサーシステムを搭載し,パワー・ランチャーやライト・セイバーで武装している。物語の舞台である星系を支配するオルドナ・ポセイダルに滅ぼされたヤーマン族の技術を用いて製造されている。機体の素性を隠すため,装甲を換装しているが,一部,ガイラムの装甲をそのまま使っており,見る人が見ればバレバレである。

L-GAIMは,A級HMとしては,出力が高い方ではなく,大出力が要求される兵器の運用は制限されているが,機体を構成するフレームの完成度が高く,柔軟性や俊敏性で他のA級HMに勝っている。

LG

<キットについて>

・初代のキットに比べて頭身が高いプロポーションになっています。アニメの設定を見ると,ここまで頭身が高くはないのですが・・・
 旧キットの頭身の方が好みの人もいると思います。

・ダークアースで成型されている関節関係は,ABS樹脂製。
 関節の耐久性は高いけれど,塗料が乗りにくいのと,エッジのキレが良くないのが難点です。
 膝関節は,引き出してから曲げることができ,正座させることができるほど曲げられます。

・武装はパワー・ランチャー2本の他に最終回で使用したバスター・ランチャーもついています。

・脛のランダム・スレートの可動のため,隙間ができます。
 気になる人は,膝頭の部分を大型化するか,ランダム・スレートを開閉どちらかに決めて固定するかするとよいでしょう。

・顔は,見る角度によって良かったり,悪かったり。もともとのデザインがそういうデザインなので,
 下手に改修しないほうがよいと思います。
 頬の部分の分割線を上手く処理できて,耳の位置にあるアンテナが後はめできたらいいなと思います。

・腕の武装をマウントするための穴が大きく目立ちます。パワー・ランチャーを装備させるか,
 穴が目立たないようカバーを作るかしなければならないと思います。

・ランド・ブースターのスタビライザーの部品のパーティング・ラインが目立ちます。
 サンドペーパーとカッターを使って消してやりましょう。
posted by 五六式 at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | STOCK
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