SHINAI TREK TamaNo challenGe
玉野,そこは最後のフロンティア。これは,定年に達したあるおっさんが,年寄りの冷や水にもかかわらず,21世紀において任務を続行し,未知の 世界を探索して,人類未踏の玉野を勇敢に逍遥した物語で ある。

今回の探査目標は,ここ。山頂近くに巨石が座っているのが見えます。標高は120mくらいですが,舐めてはいけません。最悪,遭難しますから,下記の注意をよく読んで,できれば,チャレンジしないで当blogの記事を読むだけで満足してください。
1 玉野市は,イノシシが出没しますから,対策を怠らないようにしてください。
イノシシが出没しにくい真昼に登山してください。
クマよけの鈴などを携行して,出会い頭に遭遇するリスクを減らしてください。
クマよけの鈴は,ハンターに誤射されるリスクを減らします。
もし,イノシシの気配を察知したら,そっと後ずさりしてゆっくり引き返してください。
イノシシが幼体であっても,油断しないでください。近くに親がいる可能性があります。
餌をやるなど,もってのほかです。絶対にやめてください。
2 携帯電話を携行する,家族に行き先を伝えるなど,緊急時に備えてください。
3 茂みに不用意に入らないでください。
マムシや毒虫を避け,崖や穴に落ちるのを防ぐためです。
ここに限って言えば,
防寒を万全にしておいて,暖かい日で,積雪がなければ,冬季が一番安全です。
マムシや毒虫が出ないし,草丈も短いからです。
4 無理をして急斜面を強引に下るなどして,ルートを外れないでください。
5 雨天や雨上がりの後など,足下が悪いときには,登山しないでください。
6 この後の文章でも,安全上のアドバイスを書いてありますので従ってください。
7 相手が自然ですから,どれほど用心しても事故は起こります。
単独行は避けて,山歩きの経験を積んだ人(自称はNG)と一緒に行動してください。
子ども同士(たとえ,高校生でも)など,もってのほかです。
ここまでしつこく書いたのは,若いときに大仙山に登ったときよりも道が荒れていた上に,イノシシの出没という危険要素が加わったためです。

登り口の目印は,これ。玉野市玉の商店街の北のはずれから宇野駅に向かう途中の道の左側にあります。
登りはじめは,遅くとも,正午あたりまでにしましょう。五六式は,この後,なぜ早めに出発しないといけないかを,その身をもって思い知ることになります。

写真の右端の家のすぐ脇に登山道があります。曲がり角の目印は,一切ないので,そのまま進むと,すぐ,下に降りてきてしまいます。降りたところにも,二つ目の写真と同様の登り口を示す石柱があります。

登山道に入る曲がり角から下を見下ろすと,瀬戸内の風景を楽しむことができます。ここまでなら,白昼に限って言えば,何の危険もない(でも,一番怖いのは,人間。気をつけましょう。)と思います。
登山道に入ると,道は,急に悪くなります。はじめの方は,笹藪を突っ切りますが,道を見失うことはありませんでした。しかし,春から夏になると,更に状態が悪くなると予想されます。笹藪を抜ける頃になると,道沿いに仏様の像があちらこちらに見えます。四国八十八ヶ所の一番札所霊山寺のご本尊釈迦如来から八十八番札所大窪寺のご本尊薬師如来までが道沿いに並んでいるのです。
一番札所霊山寺のご本尊釈迦如来は,なぜか,二体あります。最近,仏様のお世話をする人が入山したのか,どの仏様にも真新しい赤い前掛けがかけてあり,造花が供えられていました。そこから,ほぼ順番通りに仏様が並んでいますが,脇道に逸れたところにあったり,欠番があったり,場所を移されて(崩落などで落ちそうになったのかもしれません。)いるものがあったりします。順番にお参りすることにこだわりすぎると,道を見失って遭難しますから気をつけてください。

しばらく登ると,開けたところに出て,四十七番のご本尊,阿弥陀如来の像があります。やっとここで約半分。

眼下には,直島(右端,分かりにくいけれど,船が泊まっている)や井島(明るく写っていて細長い島),豊島(井島の奥),小豆島(豊島の奥)などが見渡せます。

山頂近くにお不動さんが立っています。この近くに石鎚神社もあります。
ここで,今まで登ってきた道を再確認してください。
三井金属の精錬所の煙突の向こう,遠くに四国の山々が望めます。真ん中の三角の山が讃岐富士こと,飯山(いいのやま)です。この先,八十番台の仏様が並びますが,順番がかなり乱れています。

八十八番札所大窪寺のご本尊薬師如来を拝んで,さぁ,帰ろう。夕日がきれいだ・・・。帰り道の目印に仏様たちが並んでいるし,楽勝♪
・・・と思ったら,下山道を見失って,同じところを3回もぐるぐる回っていました。やばい!!ルング・ワンダルング(リング・ワンダルング)かいな!!下の小学校の放送が5時を告げてるし・・・。
やばいときこそ焦らずに!!件のお不動さんのところでもう一度丁寧に道を探すと,下りの道がありました。後は,仏様たちが案内してくれるので何の苦労もなく帰れましたョ。
登山する人は,お不動さんのところで下りの道を再確認すること!!下りの道の入り口であらかじめ,目印のひもか何かをを枝にくくりつけるとかしておくことをおすすめします。←名付けて秘技"ヘンゼルとグレーテル"。
帰れなくなり損なったのは,怪奇現象でも何でもなく,お不動さんの先の道が本当の下り道のそばまでループしていたかららしいです。このループしてきたところが,一見,下りの道に見えて,知らず知らずのうちにお不動さんのそばに連れてこられると・・・。でも,お不動さんがおらんかったら死んどりました。ありがとうございました。
山を舐めちゃおえん。死ぬョ。
大仙山に登った人の記事がいろいろあります。参考にしてください。強引に藪漕ぎして降りた人もいるけれど,よい子はまねしちゃだめだョ。
岡山の山と三角点より
大仙山たまには山ガール「大仙山」山のパレットII 「玉野市 大仙山」デジカメ×サイクル 「大仙山」