2015年07月12日

ハセガワ1/35 メカトロウィーゴ 追補

前回の記事で足首のポリキャッブの取り付け方が分かりにくいのではないかと思い,写真を追加して説明します。

本キットの足首に取り付けるポリキャップはとても小さく,所定の場所にセットするのが困難です。

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↑ そこで,実際にそのポリキャップに差し込む部品を仮に足首に通してその部品をポリキャップに差し込みます。

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↑ 後は,ポリキャップが所定の場所に収まるように角度を調整しながら仮に差し込んだ部品を手前に引っぱり,ちゃんとセットできたら足の裏にあたる部品を組み込んで,ポリキャッブにさした部品は抜き取っておきます。

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ハセガワさんのメカトロウィーゴは,箱違い,成型色違いで3種出ています。全部揃えると値引きしてもらっても¥6000超えで財布に優しくない・・・涙・・・。でも,箱絵が楽しいし,放置しておくと揃えるのが難しくなるのでヤってしまいました。最初の2体で組み方のコツが分かったので一気に6体にしてみました。

娘:親父・・・また,こんなのを組み立てて逃避してる。
五:そんなこと無いやい!!
娘:色を塗っとらんじゃろ?
五:ぬぬぬ・・・仮組みをして塗装の手順を考えるんじゃ!!
娘:それを逃避と言うんじゃろ?
五:ぐぬぬぬ・・・

なお,透明部品は,色を塗ってから組み込みます。

後,光の透過を避けるためにサーフェイサーかグレーを下塗り(外装色によって更に白を下塗り)しておかんといけんじゃろうなぁ・・・。
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2015年06月28日

ハセガワ1/35 メカトロウィーゴ おすすめ度 ☆☆☆☆☆

モデリズム・小林和史氏によるオリジナルデザインの児童用メカトロボットでワンダーフェスティバルやハセガワの通販などで販売されていたメカトロウィーゴがこのたび,インジェクションキットとしてハセガワからリリースされました。

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<実機について>

1957年日本に誕生したメカとロボット製造会社「CHUBU Mechatoronics」(メカトロ中部)が開発した児童専用メカトロボットがメカトロウィーゴである。「ウィーゴ」は,過疎地での通学やレクリエーションに使われることを想定して開発され,強固なボディは,犯罪や事故から児童を守るためのものである。

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<キットについて>

接着剤不要のスナップフィットキット(フィギュアは,接着剤使用)で部品は,4色(透明のものを含む)で成型されており,塗装なしでも設定に近い仕上がりとなります。

長年,飛行機のハセガワとしてがんばって来た(艦船模型もミニAFVもがんばっています)ハセガワさん,1986年に(もう,30年になるのかい・・・)自動車のキットをリリース,初期には,不慣れなところが見られましたが,最近では,1/24サニートラックなど素晴らしい製品を送り出しています。

キャラクターモデルでは,2001年にマクロスシリーズで本格参入,やはり,初期には組み易さでバンダイさんに負けていましたが・・・何と言うことでしょう(before afterみたい)・・・。今回のウィーゴの組み易く,塗装し易いこと・・・部品点数は,1体当たり,70弱,とフィギュアの部品少々,塗装無しなら,半日で2体組み上がります。

・左右非対称の部品には,ランナーの部品番号のタグの裏にLRの刻印がしてあります。もちろん,部品の精度もばっちりです。とは言うものの,機体フレームと後部の外装は接着してやらなければならないようてす(説明図の17番の工程)。

・細かく塗装指定がされていますが,内外装とも,気ままに色を選んでもよいでしょう。

・足首にセットするポリキャップがとても取り付けにくいです。これは,足首の部品に部品B13または,B14を差し込んでそれに件のポリキャップを差し込み,その後,部品B13または,B14を引っぱることによって容易に取り付けることができます。その後,部品B13または,B14を抜き取り,靴底の部品(C10)を付けると足首が完成です。

・説明書の番号7と11の工程で部品B13または,B14の一部をカットすると膝が可動するとあります。五六式は,青の方は,部品の加工なし,ピンクの方は,部品の加工ありで作ってみましたが,部品をカットすることによるデメリットは感じられませんでした。
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2015年05月17日

SWORD 1/72 North American T-28C TROJAN おすすめ度 ☆☆☆☆★

最近,ちょっとマイブームになっているmade in the Czech RepublicのSWORDのキットです。・・・シミター,買っておくんだった・・・。

今回購入したのは,North American T-28C TROJAN(あのトロイの木馬のトロイ人のこと)・・・海軍型です。空軍型のキットは,自衛隊が1機だけ研究用に購入した機体のデカールが入っていたので早々に売り切れてしまったようです・・・残念・・・。

t-28

<実機について>

T-6 TEXANの後継機として開発されたレシプロエンジンを搭載した初等練習機。

D型の最高速度は,552km/h・・・零戦二一型よりも速いのね・・・。

T-28Cは,T-28Bに着艦訓練用の着艦フックを装備した米海軍向けの機体。

t-28

<キットについて>

・全面筋彫りの簡易インジェクションの主要部品にエデュアルド製のデカールとレジン製のピストンエンジンの部品が組合わさっています。

・東欧製のキットにはよくあることですが,部品を組み合わせるダボの類いはついていません。水平尾翼さえ接合面は,真っ平らで,ピンと穴による接合とはなっていません(これをイモづけという)。水平尾翼と本体は,金属線を使って接合部を補強することをお薦めします。

・上の写真を見て分かるように,説明書や箱絵に日本語表記がたくさん見られます。ぱっと見,チェコ語より多いように見えます。きっと,輸出する国に合わせて表記を変えているのでしょう。

・ソードのキットは,レジン製のエンジンなど,本来は,別売りのアフターパーツがはじめから用意されていて,更に,一切が,チャック付きの袋に入っています(これで,部品の紛失が減る)。・・・まさに至れり尽くせり(チェコ製なのにイタレリ・・・汗・・・)です。ホントに冷戦が終わってよかったです。
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2015年05月16日

BANDAI HG 1/144 VGMM-Gf10 G-LUCIFER おすすめ度 ☆☆☆☆★

久々にTVで放送されたガンダムアニメ"Gのレコンギスタ"。とか何とか言っているうちに最終回になって数ヶ月が経ちました。今頃になって,五六式がやっと購入した唯一の関連キットがこれです。それでもって,次には早くも,"オリジン"関係のキットやHGのリファイン版のリリースがアナウンスされている模様。"Gのレコンギスタ"の経済効果って・・・

でも,G-ルシファーかっこいいですよ・・・。

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<実機について>

ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発されたG系統の最新鋭MS。ガンダムと称しながらモノアイ・センサー装備で頭部だけを見ると・・・ジオン系MSだよ・・・。

主武装は,メイン・スラスターを兼ねる大型のスカート・ファンネル(漏斗形ではありませんが・・・)3基でそれぞれにビーム砲やビーム・ソードを装備している。これら3基を打ち出してしまうと本体の機動力と火力が極端に小さくなってしまうという弱点を持つ。

この話の中では,実機テスト段階の最新鋭機で,各種オペレーティングやチェック用に3人乗りのコックピットになっている。

ルシファーというと,あの堕天使の名前だが,もともとは,群を抜いて美しく,才能にあふれた天使として有名(なのに神様は,人間に肩入れしてしまうんです・・・でも,天使なら,ぐれちゃあいかんかったんでは?)。本機もその名に違わず美しいシルエットの機体である。

配色とジオン面。ファンネル装備ときたら,"G-レコ"版のキュベレイですね。

g-l

<キットについて>

各ホビー誌では,あれやこれやとプロポーションや細部をいじっていますが,なーんもいじっていなくても写真の通り,かっこいいG-ルシファーができあがります。"G-レコ"関係のキットは,指の表現もいいですね。

強いて言えば,モノアイ・センサーまわりとか,四肢でディテールが寂しく感じられる所などをいじってみたいです。

スカート・ファンネルの砲口のディテールが思いっきり省略されていて,シールを貼って代用するようになっているのがちょっと不満です。手直しするにも,全く同じ部品を6個作らなくてはならないので厄介です。1/100のキットなら,別部品になっている所でしょう。ここを別部品にすると,キットの価格が¥200〜300上がってしまうのでしょうね。ここら辺が一連のHGキットの限界なんですよね。

久々にガンプラを組んだら・・・またまた進化していました!!

スナップフィットの部品の合わせ具合が絶妙です。ちょっと前のキットは,合わせがゆるゆるだったり,逆にきつ過ぎて仮組後に塗装のために再び分解しようとしたら,ばきっと折れてしまったりということがよくありました。しかし,このキット,少しの力ですっと部品がフィットして,外れるでも無く,分解するときに破損するでも無く,・・・感動した!!・・・と言ってしまうレベルです。

ガンダムに賭けて,賭けて,賭けて,BANDAIさんは,一体,どこに行ってしまうのでしょう。?
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2015年01月04日

FINE MOLDS 1/200 三菱リージョナルジェット MRJ90 おすすめ度 ☆☆☆☆★

昨年度末ぎりぎりで入手したぴかぴかの新製品,FINE MOLDS 1/200 三菱リージョナルジェットを仮組みしてみました。

戦後初の国産旅客機YS11の初飛行が1962年,(2006年に国内の路線から引退,少数機が自衛隊で使用されている)それから50年以上経った今年,やっと次の国産旅客機が初飛行しようとしています・・・涙・・・。

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<実機について>

キットの解説を参照・・・ホントに詳しく解説しています・・・では,身も蓋もないので・・・。

第二次世界大戦に敗北した日本は,GHQ/SCAPによって航空機の研究・設計・製造を全面禁止された。戦前の航空機資料は全て没収され,機体は一部がアメリカ軍をはじめとする連合軍に接収された他は、すべて破壊された。それは,日本の子航空産業を再起不能にし,連合国に二度と歯向かうことができなくするための施策の一環であった。1952年,サンフランシスコ講和条約が結ばれ,航空禁止令は解除されたが,この間の7年間で航空機の技術水準は飛躍的に向上していた。この空白が日本の航空機産業に更なる痛手を負わせることとなったのだ。

それでも,国産の旅客機をという願いのもと,官民一体となってようやくYS11が初飛行したのが1962年,安全マージンを大きめにとって頑丈に作られた機体は,50年以上経った現在でも一部の機体が海外の航空会社や自衛隊で使用され続けている。YS11は,戦後の日本人の誇りを支え続けた(日本人にとっての)名機であると言えるだろう。

しかし,このYS11,ビジネス的には成功せず,総生産機数は,180機にとどまった。また,後継機の開発も何度か立ち上がっては消えていき(YS33計画というものもあった),長い月日が空白となっていった。そうしている間に,このクラスの市場は,カナダやブラジルの企業が開発した旅客機に占有されてしまっていた。日本の各企業は,自社開発の旅客機を開発することもできずにボーイング社の旅客機の製造の下請けをするなどして糊口を凌いだのである。

しかし,2000年代になって,日本の航空機会社にチャンスがやって来た。日本の持っているカーボンファイバーや複合素材の技術を使って機体を軽量化し,燃費効率を向上させた旅客機の開発が可能になったのである。三菱重工の子会社,三菱航空機が開発を進めているMRJは,主翼の下にターボファンエンジンを2基装備,乗客70人クラスのMRJ-70と90人クラスのMRJ-90の2つのタイプがある。2008年三菱航空機は全日空からMRJ(MITSUBISHI REGIONAL JET)を15機(オプション10機)受注した。(現在の受注は,国内外の航空会社よりオプションを含め,約400機)

mrj

<キットについて>

精度の高いスナップフィットのキットです。接着剤がなくても形になりますし,隙間もほとんど見当たりませんが,塗装をしてデカールを貼って完成させたのに,機体の縦方向に隙間ができる・・・等ということになると悲しいので,仮組みをして具合を見た後,接着して組み立てていくことにしました。

このキットに限らず,ファインモールドの組み立て説明書には,実機の詳しい解説が載っています。これを読むのもこのキットの楽しみの一つです。

・ 操縦席や風防(ウインド・シールド)のための透明部品はありません。パパッと組んですぐ形になります。

・ 脚を出した状態で作ったとき,尻餅をつかないようにするために機首に入れるおもりが付いています。
  おもりは,組み込むだけでは固定されず,模型を振るとカタカタいうので金属用の接着剤で接着してとめるとよいでしょう。
  飛行状態にしてスタンドに取り付けるとか,スタンドにも乗せないとかいうのであれば,おもりはいりません。五六式は,今回これで行きます。

・ デカールは,1号機と2号機が再現できるようになっています。1号機は,見栄えがしますが,胴体上部のグレーの塗り分けが難しいし,胴体下部の銀色の部分のデカール張りが厄介(アンテナ3つを通さないといけない)なので悩みながら作業を進めないといけないでしょう。その点,2号機は,やや地味だけれど楽勝♪

・ 主翼下面の部品や胴体にヒケがあります。瞬間接着剤やパテなどでならしておくとよいでしょう。

・ このキット,実は,企画は,三菱航空機株式会社,製造は,ファインモールドとなっています。
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2015年01月03日

コトブキヤ NON インペリアルの女の子 おすすめ度 ☆☆☆☆★

IMP ちょっと人間のプロポーションから外れているような・・・

ニンテンドー3DS用ソフト"世界樹の迷宮"のキャラをプラキットで再現というシリーズの第2弾です。前作は,生足に関節があって何だかな・・・と思っていたのですが,本作は,全身甲冑に覆われているではないですか!!これなら,行ける!!と思ったのですが・・・さて・・・?

IMP この角度から見るのがかっこいいです

<"世界樹の迷宮"について>

・・・

・・・

すみません。ゲームをやっていないのであまりよく分かりません。RPGだということは承知しています。

公式サイトを参照してください。

IMP あおると,迫力は出ますが,かわいくない・・・

<キットについて>

仕様は以下の通りです。

・ 全身可動。スナッブフィットの色プラで,組み上げるだけでほぼ設定通りに仕上がります。
・ デザイン上,不安定なのでスタンドが付属します。ゆるゆるであまり役に立ちませんが,無いよりましです。
・ 表情パーツ4種(デカールもあり),右手,左手は,握り手や開いた手が差し替え可能です。
・ ちょっとつり目でおでこちゃんなので可愛いです。
 
組み立て上の注意点やコツは以下の通りです。

・ 基本,MGやHGのガンプラを組める人なら誰でも完成できます。
・ 髪の毛の可動のため,つなぎ目が不細工になっています。鑑賞ポイントは,前方限定です。
・ 可動しなくていいから,差し替え式で何種類かの髪を用意して欲しかったです。
  髪の毛を全部新造する猛者が出て来るのでしょうか?
・ もともとの成型色は,美しいのですが,ゲート跡は,どんなにがんばっても目立つので,涙を飲んで塗装仕上げにすることをおすすめします。その場合は,指定された色を用意して一気に塗って組み上げる方がよいでしょう。
・ 腕の付け根と胸を保護するプレートは,左右2つずつの部品で構成されています。はめ込みでは,ぽろっと落ちて,しかも,直すのに大変苦労するので,がっちり接着しておきましょう。
・ スカートは,内側から外側へ組んでいくと簡単に組めます。逆だと,上手くいきません。
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2015年01月02日

アオシマ 1/72 陸上自衛隊 機動戦闘車(プロトタイプ) おすすめ度 ☆☆☆☆★

何気にアイテム数を増やしているアオシマの1/72ミリタリーモデルキット。実質は,自衛隊の車両限定ですが,こうも充実して来ると集めがいがありますね。今回は,ステアリング可動・車体のロールギミック搭載ということで何だか嬉しい陸上自衛隊 機動戦闘車(プロトタイプ)です。

実は,前作の航空自衛隊パトリオットPAC3発射機も購入したのですが,あれは,塗装してから組んでいかないとなかなか形にならないので紹介を後回しにすることにしました。

いつか,PAC3を紹介する日が来るのだろうか?・・・いや,来ないだろう・・・。

afv タイヤは3つのパーツで再現

<実機について>

陸上自衛隊で2016年度に配備を開始する予定の「戦闘車」に分類される8輪装甲車。各国の主力戦車と同等に撃ち合える車両ではない(それは,90式戦車や10式戦車のお仕事)が,機動性に優れ,最高速度は,舗装路で100km/h以上,鉄道輸送も容易で,航空自衛隊のXC-2次期輸送機による空輸も可能と日本国内での有事の際,戦闘地域への展開が迅速に行える。

主砲は,74式戦車と同等(新設計の国産品なので性能はやや勝る)の105mm砲で,退役を進めている74式戦車(40年間ご苦労様)の砲弾を流用することが可能となっている。また,タイヤを使用した車輪を装備する故に射撃時の安定性に劣る点は,高度な車体制御とFCSでカバー(走りながら横方向に射撃可能)している。

afv プロポーションは,この通り

<キットについて>

1/72ミリタリーモデルキットも限定版を含めると本作で10作目,作り易さを確保しながら精密さを追求している姿勢には頭が下がります。

・ 車体は,基本的に箱組みですが,面同士の垂直をきちんと出せるように配慮されています。
  前後の蓋となる部分は,少し幅が足りなくなります。でも,仮組みで調整すれば何とかなるでしょう。

・ ステアリング可動・車体のロールギミックの部分は,接着しては行けないところがどこか分かりにくくなっています。慎重に仮組みをしていきましょう。

・ タイヤは3つのパーツで再現されています。嬉しいことに,これが,ぴたりと合うんですね。

・ 主なハッチは,別パーツとなっています。お好みで乗員を乗せたりハッチオープンにしたりできます。

・ ライトの部分には,透明パーツが用意されていますが,組み立ての手順上,マスキングが必要です。
  細かいパーツなのでマスキングの作業は面倒です。ここは,後はめできるようにして欲しかった・・・!!
  五六式は,適当に,わずかに大きめにマスキングして,後から基本色でタッチアッブしていこうと思っています。

・ デカールには,UNのマーキングも入っています。あまりそんなことがあって欲しくありませんが,(あくまでも)フィクションとしてはおもしろいかもしれません。

・ 指定色は,グンゼのMr.カラーの番号で示されています。主に使われるのは,陸上自衛隊の緑色と茶色で,これらは,特色セットで入手可能です。
  「うちの近くでは,特色セットなんて売っていないわい!!」という方は,タミヤの水性アクリルカラーやスプレーにも同じ色がラインナップされています。これらは,ばら売りだし,AFVモデルが売りのタミヤの製品なので色調も信頼していいでしょう。
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2014年12月28日

ハセガワ 1/タマゴ BOEING ROTORCRAFT STSTEMS MV-22 OSPREY おすすめ度 ☆☆☆☆★

久しぶりにたまごひこーきを買いました。1978年発売開始のシリーズですが,初期のものは,ジェット機のインテークからエグゾーストまで筒抜けだったり,ディフォルメがいまいちだったり,と,がっかりすることも多かったのですが・・・今回,何かと話題が多く,たまごひこーきに向いていそうなMV-22を購入してみました。決してパッケージの女の子が可愛いからじゃないですよ・・・きっと・・・。

<ティルトローター>

この世に飛行機が生まれて100年あまり・・・。飛行機は,速い!!美しい!!そして,何より空を飛べる!!・・・当たり前ですが・・・何せ,

溝だって,用水路だって,川だって,湖だって,海だって,大洋だって,遠回りしないでまっすぐ飛び越してしまう。橋もいらないし,船よりも速い。

丘だって,山だって,山地だって,山脈だって,峠越えの苦労もなく飛び越えてしまう。オークやトロルや人食いグモに怯えながら暗い森を横断しなくてもよい(ビルボ様ご一行,お疲れさまでした)。松本先生の作品では,魔女に阻まれてしまいましたが・・・。

でも,そんな飛行機にも大きな欠点がありました。滑走路が必要なのです。飛行機が,大型になり,高性能になるに連れ,重量が増えていき,長大な滑走路が必要になって来たのです。

滑走を必要とせず,ぽーんとゼロ距離で離陸できる飛行機は作れんものか・・・。1500年頃,かの天才,レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチによるヘリコプターは,1937年初飛行のFW61に至ってようやく実用レベルのものとなりました・・・。しかし,ヘリコプターは,垂直離着陸ができるものの,遅い,燃費が悪いという欠点を持っています。回転翼が機体重量を上回る揚力を発生させ,これを若干傾けることにより推進力を得ているためです。最もポピュラーなガスタービンエンジン搭載のヘリコプター,ベル204(軍用名HU-1または,UH-1。B型は,陸上自衛隊でも使用されました。)は,初期の型では,1100hpのエンジンを搭載しながら第1次世界大戦当時の複葉機程度の速度しか出せませんでした。

そこで,離着陸時にはプロペラを上に向け,ある程度高度を上げたら,だんだんプロペラを前に向けて普通の飛行機のように飛ぶという固定翼機と回転翼機のいいとこ取りのような飛行機はできんものかと考えた人達がいました。(ドクター中松がティルトローター機を発明したと主張するTV番組を見たことがありますが,ティルトローター機を実現するための何らかの特許を取っていたのかもしれません。)

そりゃあ,ええわ。っていうわけでいろいろ試作機が作られたわけですが,ドイツのFa269は,機体の製作まではいかなかったし,アメリカのXV-3(1955),VZ-4(1957),X-19(1963),X-22(1966),XV-15(1977)フランスのノール500(1968),ドイツのEWR VJ 101(1963,これは,ジェット機)等は,実用まで計画が進まず,死屍累々。現時点で,実用機は,XV-15を基礎とするV-22系のみとなっています。

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<実機について>

アメリカのベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発したティルトローター機。初飛行は,1989年だが,予算の削減のため,開発が遅れ,ようやく,1999年4月に量産初号機が初飛行となった。OSPREYは,猛禽類のミサゴの意。オスプレイ,オスプレイと呼ばれているが発音はアスプリーに近い("ア"は,小さい"ア")。

現在,アメリカ軍で使われている輸送ヘリコプターCH-47やCH-53と比べ,積載量はやや劣るものの,飛行速度(565km/h)や航続距離(3,590km)は,1.5〜2.0倍という性能を誇る。

事故が多い機体だと言われているが,一般のパイロットが今までティルトローター機を操縦することがなかったことを考えると,操縦や運用のノウハウの蓄積が少ない故の事故ともいえるかもしれない。危険だから沖縄に本機を配備させるなという運動があるが,従来,海兵隊が使用していたCH-46は,原型機の初飛行が1962年,自衛隊に所属する同系列の川崎重工製KV-107IIの最後の1機が2009年に退役,という老朽機で,これをこれ以上使い続ける方がはるかに危険ではないかと思われる。

もちろん,本機の登場によってヘリコプターの活躍の場がなくなるということはなく,ティルトローター機よりも構造が簡潔で機種のバリエーションの多い利点を生かしてヘリコプターも永く運用され続けるだろう。

mv

<キットについて>

・ハセガワがちょっとがんばると・・・

すごいです。スナップフィットで部品の合わせ目がほとんど目立たず,エンジンポッドが可動,デカールを貼るだけで窓枠の塗装は不要。コーションデータや機体に描かれたラインのデカールがしつこいぐらいに充実。組み立ててデカールを貼るだけである程度見られる完成品が得られます。

・・・って◯ンプラみたいではないですか!!

ここン十年来,プラモの業界は,BANDAIのガ◯プラにヤられ続けで,スケールキットのシェアが低下,売れ線以外はなかなか企画が通らず,豊富なラインアップを誇っていたキット群も新興メーカーの新キットに押されて相対的に商品力が低下,あぁ!!金型代が節約できるからって海外に外注するんじゃなかった・・・!!状態でした・・・が,ついに日本のメーカーの逆襲が始まったようです。

ハセガワさんもバーチャロンやマクロス関連,松本先生関連のキットで新たなノウハウを蓄積し,(これにかなり長い時間をかけています)やってくれるようになりました!!これは,うれしい!!

本キットのキャノピーの透明部品はすごいことになっています。薄いし,その弾性を利用して接着剤なしに本体とぴったり隙間なくくっつきます。

という具合にすごいキットなのですが,おそらく,全力を尽くしてこうなのではなく,余力を残してこうなのではないかと思われます。新キットの1/450"あたご"もすごいことになっているって言うし,ずっと前に垢出身にF-8クルーセイダーのキットをパクられ(1/48のキットを1/72にそのままスケールダウン)て以来,悶々としていましたが,ようやく溜飲が下がりました。

<仮組みしてみて>

仮組みをしていくと・・・あれ?・・・ほぼ,完成じゃん?

とはいうものの,注意点はいくつかあります。

・キャノピーの透明部品は,薄いので取り扱いに注意。製品の状態で他の部品と接触しないよう厳重にガードされています。マスキングしたり,マスキングテープを外したりするときに力を入れすぎると"ぱきっ"なんて悲劇が起こりそうです。

・プロペラ・ブレードは,実機同様,トルクを打ち消すために左右でピッチが逆になっています。左右を間違えると意地の悪い考証マニアに突っ込まれるので,エンジンナセルに取り付ける付け根のところ(組み立てると見えなくなるところ)にカッターで"L","R"と刻印を入れておくとよいでしょう。

・一旦,プロペラをスピナーにはめ込むと,取り外すのは困難です。取り付けられそうだったら試してみたくなるのは人情ですが,部品請求をしたくなかったら,プロペラをスピナーにはめ込むのは,最後の最後にしましょう。

・前輪式の機体ですが,一応,おもりなしでも尻餅をつきません。念のためにパイロットのフィギュアを乗せておくことをおすすめします。このフィギュアの中におもりを仕込んでおくと更に安心。コクピットは,がらんどうですからやりすぎない程度にディテールアップするのは良いかもしれません。無茶苦茶がんばって実機通りにしないと気が済まないと言う人もいるかもしれません。コンクールを狙うとか,一品豪華主義であるとかいうのでない限り,ほどほどにして別のことに青春を燃やす方が良いと思います。

・ランディングギアは,十分強度がありますが,前脚のはめ込みが少しきついです。あまりがんばると,破滅の音がして部品請求しなくてはならなくなります。五六式は,タイヤは最後までとっておくこと,前脚の取り付け穴をちょっとずつ広げて調整することをおすすめします。主脚は,カバーが入ってきっちり固定されるようです。塗装すると,合わせがきつくなるかもしれないのでここも調整が必要となりそうです。

・デカールは,2種のマーキングが選択できます。いずれもグレー系3色の迷彩です。グンゼの307番だの308番だの317番だの337番だの色見本を見てもほとんど違わんやないかぁ!!アメリカも,大国のくせに妙にこそこそこそこそ・・・男やったら,レッドバロンとかマッハバロンとか,ジョニー雷電とか,レギオス・ゼータみたく,赤1色でいかんかぁ!!(世の中厳しいので,そういうわけにもいかんでしょ・・・)五六式は,敢えて普天間基地の所属機にしたいと思います・・・赤いし・・・。
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2014年12月10日

REVELL 1/72 DHC-6 TWIN OTTER おすすめ度 ☆☆☆★★

ドイツREVELLの新製品です・・・と思って買ったら,さぁ,大変。比較的安価なものは,元は,マッチボックスのキットだったりするので気をつけましょう(1/72 LOCKEED T-2Vとか,1/72SUPERMARINE WALRUSとか・・・)。ランナーにPK-127と刻印があったので"MATCHBOX PK-127"で検索してみると,このようなページに辿り着きました。ははは・・・。

後,ドイツREVELLは,中身がハセガワやイタレリのキットもハセガワやイタレリより高く売ったりする(1/72SAAB J-35 DRAKENとか,1/72 WESTLAND WESSEXとか・・・)ことがあるので気をつけましょう。とは,言うものの,こういった旧製品のパッケージ替えやOEM製品を見分けるためには,情報収集に時間がかかります。この機体のプラモが欲しい!!となったら,えいやっ!!と賭けてみるしかないこともありますよね!!

DHC-6 パッケージが何気にかっこいい

<実機について>

カナダのDHC(DE HAVILLAND CANADA 化粧品ではありません)社の単発STOLレシプロ機を双発ターボプロップ機としたもの。1965年に初飛行したが,現在でもVIKING AIR社で改良型が生産され続けている。

どこがDHC-3と同じかというと,一見,分かりづらいが,胴体は,DHC-3のものをストレッチしたもの,主翼は,2mほど延長したものとなっている。

DHC社が開発した飛行機は,動物の名前を愛称にするものが多い。

DHC-1 CHIPMUNK(リス)
DHC-2 BEEVER(ビーバー)
DHC-3 OTTER(カワウソ)
DHC-4 CARIBOU(カリブー)
DHC-5 BUFFALO(バッファロー)
DHC-6 (TWIN OTTER)
DHC-7 (DASH SEVEN)
DHC-8 (DASH EIGHT)

DHC-6 プラモはシンプルがいい

<キットについて>

リリースされたのは,1983年。現在のキットと比べては気の毒と言うもの。

・ 旅客用の窓のためにクリアパーツが用意されていますが,客室内の部品はありません。
・ 説明書の完成写真を見ると,窓は黒系の色で塗りつぶしてあります。
・ ちょっとだけパーツにヒケがあります。
・ パネルラインは,細い凸モールドと深い凹モールド(別称,運河彫り)です。
・ 降着装置が前輪式になっているので機首におもりが必要です。

部品数もそう多くないし,あまり手を入れずに黄色く塗って愛でるのがおすすめです。プラモとは,本来,そういうものではなかったでしょうか?MATCH BOXのキットは,有名機に"あかん"のがありますが,マイナー機のキットは,いい雰囲気の完成品になることが多いです。この方向で現代的なキットができたらいいなぁ・・・。

DHC-6 オプションも楽しい。

・何気に機首部品を交換したり,フロートを付けたりしてバリエーションを楽しめます。ドイツREVELL版は,それをカバーするための塗装図やデカールが不十分です。将来的には,箱替え,デカール替えをするのでしょうか?←それは,無い,と思います。
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2014年06月02日

BANDAI HG 1/144 KUMA-03 ベアッガイIII おすすめ度 ☆☆☆☆★

ベアッガイ・・・ヤっちゃいました。ぐだぐだ言い訳しても仕方ないです・・・。

beagg 目から・・・ならぬ,口からビーム!!

<実機について・・・非公式の嘘設定です・・・>

MSM-04アッガイをベースに偵察機としての機能を強化したカスタム機。原型機であるMSM-04アッガイよりも更に巨大な頭部には,レーダーを含む各種センサーが搭載されており,耳のように見える部分はデータ送信用アンテナ兼集音機である。背中には,センサー強化に伴う重量増を補い,且つ,偵察領域から容易に離脱できるよう,大出力のスラスターとAMBAC作動肢を増設している。これらのユニットは,一見,リボンのように見えるが,当然のことながら,リボンとしての機能を全く有してはいない。なお,武装は,頭部と両前腕部にビーム兵器各一門を搭載している。

本機は,偵察機として開発されたため,一般市民にその実態は,知らされていない。公開されている機体は,旧式化して退役したアッガイを広報用マスコットとして改装したものと説明されているが,その黄色い塗装の下には,光学迷彩ユニットや電波吸収材が隠されている。

beagg 小隊を組んでみました。

<キットについて>

・HGUC 1/144 MSM-04アッガイの部品の一部に改装用の部品を追加したものとなっています。丸いしっぽも新規に型を起こしてパーツにしたかと思うと笑えてきます。

・組み立てには何の支障もありませんでした。ただし,関節部分などのABS樹脂の部品や新規に追加されたリボン型のユニットに塗装するのは難しそうです。割り切ってこれらの部品の塗装はなるべく控えた方がよいでしょう。

・前述のリボン型のユニットは,材質が柔らかく,少しずつ揮発成分が出てプラスチックを溶かしていくような感じがします。展示するとき以外は,取り外して他の部品と接触しないように気をつけておくことをおすすめします。

・目の部分は,名前ペンで塗りました。黄色の地ですから,失敗すると,汚れたところの周辺を含めて広い範囲で塗料をはがし,下地の黄色から順に塗り直して行かなければなりません。。
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2014年01月12日

AMT 1/25 '40 FORD SEDAN DELIVERY ”The Three Stooges” おすすめ度 ☆☆☆☆★ 

PLATSのサイトを見ていたら,"3ばか大将=The Three Stooges"の文字が目に入って,結構高いので,どうしようかな〜と悩んでいるうちにあちこちの通販サイトで売り切れになって・・・結局,某"密林"で購入しました。某"密林"は,すぐプレミア価格で売ってきますが,今回は,普通の価格でした。模型専門のところとは客筋が違うのかな・・・?

ford

3ばか大将

1930年代から40年代,アメリカのカーリー,ラリー,モーの3人組によるコメディー。1960年代に日本でもTV版が放送された。

<実車について>

1940年代のフォード製の商用車。後部のパネルが大きいことから,そこに様々なイラストが描かれたカスタムカーが現在でも多数存在する。日本なら,痛車にしてしまうところ・・・?


ford

<キットについて>

・1970年製のノーマル版が出ているところまでは辿れましたが,古いキットです。

・"3ばか大将=The Three Stooges"版にするために入っているデカールが楽しいです。余ったデカールは,他の車に貼るといいかな・・・。TVで観たのはもう,だいぶ昔なので,この車がどう活躍したかという点については全く記憶がありません。カーリー,ラリー,モーの3人の名前に覚えがあったのには我ながらびっくり。

・本体とフェンダーの部品はよく合いますが,内部の荷物フロアについては,ボディの部品の内側との間にどかんと巨大な隙間ができて大雑把な感じです。リアのドアを開けて中身を見せようとしたら大変な手間仕事になるでしょう。

・メッキ部品が入っていますが,前方のグリルの部分は,メッキしてある部品としていない部品で構成されているのでちぐはぐな感じです。どうしてもメッキにしたいという部品以外は,薄めた中性洗剤に何時間か漬け置いてメッキをはがし,各自で好きずきに銀系の塗料を選んで塗装するとよいでしょう。
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2013年12月12日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その6

今回で一応組み立ては終了。合計1000ヶ近くのパーツを切り取って,ゲート処理して組み立てて・・・もうお腹いっぱいです。

mk2 残りの部品。あと30ヶあまり×4・・・涙

前日によく寝ておいてパーツの処理にかかります。前後または左右で対称な部品が多いのでこの段階に至れば,どの部品がどこにつくのかある程度把握できます。・・・それにしても3機編隊はやめて欲しい・・・。

mk2 やっと1機ロールアウト

動力パイプとクリアグリーンのセンサーの部品は,本当に仕上げるときに組み込んで行きます。今組み込んでも,部品を更にヤスリがけなどで処理し,色を塗って行く過程で細々した部品の管理が難しいからです。

さて,1機できてしまうと迷いが無くなるので,後は,精神的な面でも作業の上でも楽になります。残りの3機もちゃっちゃっと組んで行きます。

mk2 4機揃い踏み

全機組み終わったので揃い踏みさせてみました。武装とかパーツとかを少しずつ変えています。設定上,製造されたRX-178は,3機のみ,白い機体は,3機のうち1機を塗り替えたものなので4機同時に撮影はできませんが・・・。

mk2 悪そーなティターンズ仕様

ティターンズ仕様のキットには,まだ開発中ですよ〜とアピールするための一部仕様の異なるパーツ(肩と脛のバーニア)がついています。

こういうサービスは嬉しいものです。

mk2 こんな絵面がアニメのオープニングにありそう

接着,塗装なしで,シールを貼って,半つや消しのクリアをかけた後,墨入れをすれば,あたかも塗装したように完成する・・・とありますが,実際は,ゲート跡がどうしても目立ってしまうのでそうも行かないようです。

スナップフィットキットの宿命で弾力のあるプラスチックで部品を成型しているため,カッターで切ったり削ったりした面がどうしても毛羽立ってしまいます。ならば,水ペーパーで表面処理しなければならないし,いっそのこと塗装してしまえということになると思います。

本キットでは,部品の組み込みのときに巧みにゲート跡を隠すように設計してあるので,遠目で見れば,ゲート跡があまり気にならないようになっています。しかし,組み立ての過程で各部を凝視しているので気になる,気になる。また,ABSやポリの部品でゲート跡が露出しているところが少なからずあり(肘や膝),それらの処理も厄介です。

とにかく,今回の仮組みで作業の指針ができたのは収穫でした。・・・ふぅっ・・・。
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2013年12月10日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その5

太腿の装甲の取り付け方が変わっています。RGを組んだことのない人にはちょっと分かりにくいでしょう。

mk2
部品を差し込むスリットは見えるけれど・・・

mk2
膝を極限まで曲げると装甲を取り付けるフレームが全て露出します。

mk2
奥まで太腿の装甲を差し込みます。

mk2
膝を元通り伸ばすと,ぱちっと手応えがあって作業終了です。

mk2

200ヶほど部品を組み込んで行くとこのような姿となります。残り部品は後およそ30ヶ・・・×4・・・やれやれ・・・。
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2013年12月08日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その4

頭がついてガンダムらしくなったところで,どんどこ部品を処理して組み付けて行きます。

mk2 部品を130ヶあまりゲート処理してなるべく組んでみました

足のフレームにメカを追加して外装が取付けらけるようにします。リード線とメッシュパイプで動力パイプを作って組み込むようになっていますが,これらの作業は,今回はパス。塗装して組んで行くときに行います。

mk2 部品を150ヶあまり・・・以下同文

基本フレームは,ゲート跡が消しにくいし,塗装しにくい材質ですが,組んで行くと,他のパーツで隠されていきます。苦労してゲート跡を丁寧に削って行ったのが馬鹿みたい・・・というか,キットの設計の段階でよく考えていてくれたということでしょうね。

mk2 ちょっとだけアップにしてみました

RGの売りである内部フレームの保持力は大したもの・・・ポーズががっちり決まります。

mk2 残りの部品は,80ヶあまり・・・
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2013年12月07日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その3

頭部を組んでみました。

mk2 部品は10ヶ

mk2 マスクの内側から組みます

mk2 頭部の基礎となるパーツに組み込み

mk2 マスクととさかを取り付けます

mk2 頭部の外装を取り付けます

mk2 アンテナを取り付けてお終い

あ〜,面倒くさ!!

赤いところは塗り分けてパーツ数を減らしてくれた方がありがたかったのですけれどね。

年長者向けということで,アンテナの先がシャープに成型されています。(HGUCシリーズでは,年少者のけがを防ぐために設定では尖っているところを丸めて成型しています)

このようにHGUCシリーズのキットに施す定番のディテール・アップ作業がほとんどいらないのはありがたいです。
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2013年12月02日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その2

前回のつづきです。

切り出した部品は,各100ヶ。全体で400ヶ,ゲートが各々2〜3ヶ所あるので・・・汗・・・。

mk2 ホントに4機同時進行です

機体のフレームを切り出して骨格を組みました。組み立ての説明を見ないと部品の組み忘れが多発します。また,この過程でフレームを壊し易いので気をつけましょう。関節は,支点に近いところを持って騙し騙し少しずつ曲げて行きます。焦るとピキッと・・・他のRGを組むとき,今まで2回やってしまいました。

mk2 とにかく形にしてみました。

この時点で腹部の装甲を2カ所入れ忘れています。もう一回,組み直しをします。

mk2 ハンガー入り

部品100ヶを切り出してここまで進行しています。ぱっと見,RX-78だろうがRX-178だろうが同じに見えてしまいます。

プラスチックが柔らかく,ゲートの周辺でひけていますから模型雑誌各誌の言うように無塗装,墨入れで仕上げるわけにはいきません。

mk2・・・

更に30ヶ部品を切りだしました。今回は,頭部が形になるはずです・・・おそらく・・・。

額と顎の赤い部品,他のRGを組んだとき,ぽろぽろ落ちました。今回もそうなるのでしょうか?
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2013年11月24日

BANDAI RG 1/144 RX-178 GUNDAM MK-II おすすめ度 ☆☆☆☆★ その1

1/144スケールながら,1/100スケールのキットにも負けない密度感を誇るRGシリーズ。高価なのでちびちび買いためて,ティターンズ仕様3機分,エウーゴ仕様1機分のストックができたのでちょっと組んでみようと思いました。・・・なんと無謀な・・・。

mk2

パーツがぎっしりつまった箱を4ヶあけて並べると後悔の念が五六式を苛みます。まさに開けてはならないパンドラの箱。

mk2

試みに,どの部品か見て分かるパーツを40個×4=160個とりあえずニッパーで切り離してみます。それを1機分ずつ100円ショップで買ったタッパーに分けておきます。・・・どないしよ・・・。

mk2

今回は,組むだけだからゲートの処理をするだけ。塗装して本式に組む時は,ペーパーがけをして中性洗剤で洗い,下地処理をします。

40個の部品が一部組み立てられて若干パーツ数が減りましたが,MSの形をしているところがほとんどない状態です。

mk2

新たに25個ほどパーツを切り離してみました。これから延々とゲートの処理・・・でも,これらを仕上げて部品を組んで行くと,足首の形が見えて来るはず・・・つづく・・・。
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2013年06月24日

EDUARD 1/144 SUPERMARINE Spitfire Mk.IXc/e おすすめ度 ☆☆☆☆☆

1/144スケールで飛行機プラモを揃えていくとき,イギリスのレシプロ戦闘機の決定版スーパーマリン スビットファイアの近代的なキットがリリースされていなかったことが長年の悩みでした(レジンキットはあったようです)。そこのところにチェコのエデュアルドから新キットがリリースされたので,早速入手してみました。

spit 筋彫りがかっちり。

<実機について>

イギリスのスーパーマリン社がシュナイダー・トロフィー・レースで活躍したSシリーズの設計でも有名なR,J.ミッチェルを主任技師として開発した戦闘機。液冷レシプロエンジンのロールスロイス・マーリンを装備(後期型では,グリフォン)し,薄い楕円翼によって格闘戦の能力を向上させているのが特徴。

バトル・オブ・ブリテンの戦いでスビットファイアMk.IやMk.Vは,ドイツ空軍のメッサーシュミットBf-109に十分対抗できていた(総合的な性能では同等であったが,ドーバー海峡を越えて侵攻して来る側のドイツ軍機の方が航続時間の点で苦しい)が,新型戦闘機フォッケ・ウルフFw-190の登場によってその優位性が保てなくなってしまった。このFw-190に対抗してスビットファイアMk.Vのエンジンを2段2速過給機付きマーリン60シリーズに乾燥し,4翅式ロートル・ジャブロ・プロペラを装備したものがスピットファイアMk.IXである。

spit 大きい方は,AIRFIX1/72のMk.I

<キットについて>

1つの箱に低高度用と中高度用の2機分の部品と5機分のデカール,おまけに風防の塗装のためのマスキングシートまでが入った至れり尽くせりの内容です。

・パネルラインは,現代のキットらしく凹線の筋彫りとなっています。

・主翼と胴体側のフィレットのつながりが平滑でないので部品の合わせ目を削って調整するとよいでしょう。

・これ以上を要求するのは贅沢というもの。アンテナ線は・・・このスケールだと張らんでもええじゃろ・・・いいんじゃないかな・・・みなさんもそう思うでしょう?
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2013年06月10日

REVELL 1/25 CHRYSLER PT CRUISER おすすめ度 ☆☆☆★★

五六式は,アメ車とか3ナンバー車とかは偉そうな感じがして嫌いなのですが,なぜか,このPTクルーザーだけは憎めなくって乗ってみたいと思っています。フロントマスク以外のデザインが初期のシビックっぽいからそう思うのかもしれません。最近の日本車と来たらやたらと凶暴そうだったりへんてこだったりして・・・某ヨタの●bとか,某ッサンの●ューブとか,某ンダの●BOXとか・・・お下品!!

PTクルーザーは,そんなに大きな車ではないので,5ナンバー車だったら良かったのに・・・エンジンが2000ccのものもあったし,全幅があと5mmほど小さければ,5ナンバーサイズだったんだよ・・・税金をたくさん払いたくないし・・・。

この車,超人気車と言うわけでもないので,国産の模型メーカーからキットが出るわけないなと思っていたら,アメリカ・レベルさんがキットを出してくれました。・・・感謝!!

pt フロント以外はシビック・・・

<実車について>

クライスラー社が製造,販売していたCセグメント相当の大きさの5ドアハッチバック乗用車。

1930年代の名車、クライスラー・エアーフローを近代的にアレンジし直した曲線を多用したデザインが特徴で1999年から2010年にかけて1350000台が生産された。

pt 片側2個の穴により,車高を選択できます。

<キットについて>

PTクルーザー前期型をモデル化した接着剤不要のスナップフィット・キットです。タミヤなどの国産キットとは,ねらいもこだわりも違っているところがおもしろいです。

キットには,デカールは無く,ホットロッド仕様に見せるためのシールが付属しています。

pt も,少し彫刻が深くてもいいと思います。

・車名やメーカーのエンブレムのデカールは,用意されていません。彫刻はされているので銀色の塗料で慎重に擦ると浮き出てくるかも・・・保証はできませんが・・・

・国産メーカーのキットと違ってステアリングが切れません。ま,実車の方もあまり切れ角が大きくなかったようですが・・・。

・シートは,国産メーカーの多くのキットと違って背中に大きく肉抜き穴があいているということは無く,シート裏の部品が用意されています。ところが,スナップフィットのためのピンがシート裏に突き抜けるんだな・・・涙・・・。

・後方バンパー内のライトは,彫刻されているだけで透明部品は用意されていません。塗装で何とかするか部品を自作しなくてはなりません。

・前バンパーの取付けがきついです。取り付けピンを削るか,ピンの受け手側の穴を大きく広げるかで対処しましょう。
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2013年06月05日

BANDAI HGUC 1/144 RB-79 BALL TWIN SET おすすめ度 ☆☆☆☆☆

連邦の量産兵器RB-79 BALLが模型の通販サイトでセール品になっていたので,五六式もちょっとBALLを量産してみようかなぁと思って2個(4機分)購入してみました。

RB ぞろぞろ並べると圧巻

<実機について>

地球連邦は,ジオン公国のMS-005 ZAKUやMS-006 ZAKU IIに対抗できる機動兵器としてRGM-79 GIMの開発と量産に力を注いだ。しかし,宇宙空間でのジオン公国に対する反攻作戦に十分な機数を確保することが難しかったため,それを補佐する簡易で量産性に優れた機動兵器が求められた。

RB-79 BALLは,その名が示す通り,球形の機体にマニピュレーターを1対備えた宇宙作業ポッドに1門の180mm低反動砲または,2連装の機関砲を装備したもので,長距離から実体弾によりRGM-79 GIMの部隊に火力支援を行うことを任務とする。核動力を装備しない技術的に数世代前の機体で,接近戦に持ち込まれるとなす術も無く撃墜されてしまうが,大量投入されたことにより火力で敵を圧倒し,一定の戦果をあげることができた。

RB 妙に出来のいいコクビット

<キットについて>

さすがに,簡易量産機,4機作るのに4時間20分を費やすのみでした。この状態からパーティングラインだけは処理しておいて,大砲だけとりあえず塗装してみるとか,赤いところだけ塗ってみるとか,直接墨入れとウェザリングを施してみるとか,自分の好みでしかも,短時間に仕上げることができそうです。

・可動に関わるところは,ABS樹脂でできていてパーティングラインの処理やサンディングがめんどそう・・・塗料の定着も悪いので悩ましい・・・。

・コクビットの出来がよく,透明部品を通してよく見えるので,それらしく塗り分けて,できればどこからかパイロットを調達して乗せてやりたいです。・・・自分が乗るのはごめんですが・・・。

・ウィンチを付けるとか手すりを付けるとか,OVM(車外装備品)を付けるとか,戦後,武装を外して民間に放出された機体を想像して作ると楽しいのではないでしょうか?

・マニピュレーターを可動にしてぱかぱか開くようにできれば良いのでしょうが,めんどそう・・・。手首は4個あるので無可動で手を閉じた状態にしたものを作って差し替えても良いのではないでしょうか?
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