2016年10月30日

三菱 GTO 1990〜2001 QC-036

今回も,敢えて三菱を応援と言うことで・・・くどくてごめん・・・。三菱 GTO です。

GTO

<実車について>

当時生産されていた三菱ディアマンテのエンジンやシャーシを基本として開発された四輪駆動のスポーツクーぺで3000ccDOHCエンジンを搭載,NA仕様で225hp,ツインターボ仕様で280hpを発揮する。車名はGTOとなっているが,実質は,スタリオンの後継車。北米市場を意識して直線道路を余裕を持って高速クルーズできるよう性格付けされていた(曲がるのが不得手?)。

GTO

生産期間を見ると,20世紀から21世紀にかけて生産された車,と言うことになるのかな?

<プラモ>

1/24でタミヤから出ています。実車のリリースに合わせて開発されたので入手困難かと思いきや,普通に買えるようです。・・・と,安心していたら,カタログ落ちしてしばらく買えなくなるやもしれません。一期一会,一期一会。

ちなみに,FTOは,1/24でフジミから出ています。
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2016年10月02日

ダイハツ ミゼット(二代目) 1959〜1972 QC-035

先日,出張で同僚の車に同乗していたら・・・

五六式:あっ!!あれは!?
同僚 1:・・・
五六式:ミゼットじゃ!!
同僚 1:・・・
五六式:写真撮るから止めて!!
同僚 1:・・・
同僚 2:早く,お昼ご飯を食べに行こう。
五六式:止めて!!

・・・・・・あああ゛・・・・・

後日,別件で自転車に乗って近くまで行ったときに写真を撮らせていただきました。

MIDJET

<実車について>

多くの方がミゼットといえば,この型を思い浮かべるかもしれないが,初代のミゼットは,オートバイのようなハンドルをつけた幌付きで単座のもっと小さな三輪車(250cc 10hp)だった。

二代目のこのタイプは,カエルさんのようなキャビンと通常のハンドルを備え,エンジン出力もアップした(305cc 12hp・・・それでも箱根越えは厳しい・・・)2人乗車可能なモデルとなった。

戦後の狭い町中の道路をその小型な車体をいかして駆け回り(「街のヘリコプター」と言われた。),町の零細事業者の手足となって戦後の人々の暮らしを支えた真の名車と言える。

総生産台数は,33万台あまり,約半数が東南アジアに輸出され,パキスタンでは,ノックダウン生産も行われた。なお,後継車のハイゼット(HIGH MIDJETの意)やミゼットIIは,四輪車となっている。

MIDJET

写真の個体は,ナンバー付き,走行可の現役車です。ちなみに,三輪車は,3ナンバーです。

黄色と緑の目立つカラーリングは,オーナーが,道行く人の目を引いて見に来てくれるようにとリペイントしたものです。五六式も引っかかったので,効果は確かにあるようです。ま,旧車の象徴であるフェンダーミラーを見逃すような五六式ではありませんが・・・。

写真を撮りながら,オーナーの方と,しばし,旧車についての話が弾んだので,最初にこの車を見かけたときに同僚の車を止めないでよかったです。そして,そこには,あんなものやこんなものやそんなものが・・・

MIDJET
「あんなもの」です。

<プラモ>

初代 マイクロエース(旧LS) 1/32
弐代 マイクロエース(旧LS) 1/32
MIDJET II フジミ 1/24
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2016年08月10日

三菱 ギャランGTO 初代 1970〜1976 QC-034

今回も,敢えて三菱を応援と言うことで・・・。三菱 ギャランGTO 初代です。

帰宅中に駐車場にいるのを発見,オーナーの方の話(維持して行くのが大変)を聞くこともできました。

gto オレンジ色がよく似合います。

<実車について>

三菱自動車がギャラン(初代)の技術を使って開発生産したスタイリッシュな2ドアクーペ。当時のフォード・マスタングのようなファスト・バックとダック・テイル(跳ね上がった後部)を組み合わせたデザインラインが特徴である。

エンジンは,1600ccOHCから2000ccSOHCまでのFR車。

1970年代のスポーツ車の例に漏れず,排気ガス寄生のあおりを受けて上級のスポーツモデルが廃止されたり生産台数が縮小されたりした後,生産終了となる。

gto 側面の換気口のデザインに凝るのがこのころの流行。

写真の個体は,後期生産型。前にも描いたように,三菱の車は,マイナーチェンジするとマイナーチェンジ前よりもデザイン的に劣ってしまうのが残念なところ。とはいえ,現在に至るまで実働している個体があるとは,夢のようです。眼福,眼福。オーナーに感謝です。

GTO
自分が撮った写真ファイルをなくしてしまったので,伊香保おもちゃと人形 自動車博物館で新たに撮影した実車の写真を追加しました。

<プラモ>

かっこよくて非常に人気があった自動車なので,現役当時は,多くのメーカーが1/24スケールでキットを出していました。

永大,ニチモ,日東,バンダイ(族車!!)・・・って,全部絶版じゃん!!タミヤのGTOは,2代目だし・・・。

ここは,最近になってサニトラやホンダN360をリリースしているハセガワさんにお願いしておくしかないのかも・・・

GTO
とか言っていたら,ハセガワさんからしっかり待望の新キットがリリースされました。初版2018年です。

1/32では,マイクロエース(アリイ)から現行品が出ています。
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2016年06月27日

三菱 LANCER 初代 1973〜1985 QC-033

今回も,敢えて三菱を応援と言うことで・・・。三菱 LANCER 初代です。

岡山市にもレストアを待っている個体やイベントに出て来る個体がありますが,今回は,香川で見かけた商用車版です。初代ランサーのセダンは,6年間の生産でしたが,バンの方は,12年間生産されています。さて,一番若い初代ランサーでも31才ですから,この個体は,かなり長生きをしていると言えるでしょう。

LANCER

<実車について>

三菱自動車が開発生産した乗用車。1200cc〜1600ccのエンジンを搭載したFR車。

このランサーをベースにしたラリー車やハッチバック・クーペも開発されている。

また,1600ccエンジンを搭載したラリー車は,1973年のデビュー年に第8回サザンクロスラリーで1〜4位独占。翌年のサファリラリーでも優勝している。

LANCER

今回見かけたのは,ラリーで勝ちまくったすごい車ではなくて,ごく平凡な商用車です。でも,特別なことをしていなくて今なお現役とは・・・!!

<プラモ>

ずいぶん昔にセダンのプラモが出ていたのですが・・・

フジミ 1/20 三菱 ランサー 1600 GSR 絶版?

1/20 スケールでモーターで走行するというかなりレトロなキットです。
 
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2016年05月27日

敢えて言おう,三菱がんばれと・・・!! QCEX-008

軽自動車の燃費問題で大変なことになっている三菱自動車・・・。

地元岡山には,倉敷市水島に件のekワゴンを生産する工場があって,その影響をもろに被ることになりました。

敢えて言わせてもらえば,燃費,燃費,と,うるさいわい!!

エコカー減税の燃費の線引きだって結局,どの値をとるかということに何の論理的裏付けもないでしょうが。そんなに低燃費がよいのだったら,みんな,HONDAのスーパーカブにでも乗ったら?まぁ,燃費以外にアピールポイントがない車ならしゃーないんだけれどね。

ekワゴンは,ばっと見,そんなにかっこいいとは思わなかったんだけれど,車の側に立つと,これが,絶妙にかっこいいんです。感じ方は人それぞれだけれど,五六式は,確かにそう感じました。これは,どうしたことでしょう?意図してそういうデザインができるとしたら,たいしたものです。

で,応援がてら,三菱製の旧車の写真を貼って行きます。

500 tredia
三菱500とギャラン・ハードトップ

tredia tredia
新旧GTO

かっこよかろ?

昔は,軍用車両を作っていたから壊れにくいとか言っていましたが,他のメーカーも耐久性を高めたし,その優位性は無くなってしまったようです。また,モデルチェンジやマイナーチェンジが下手で,びっくりするほど外観が劣化するので(ギャランΣとか,ギャランΛとか,初代ランサーからランサーEXへとか,旧GTOとか,新GTOとか,コルトから現行ミラージュへとか,),三菱にも落ち度が無いとは言えないけれど,ここは,何とかがんばって欲しいものです。ものづくりにおける三菱DNAというものに誇りを持っている社員が多いと言われていますが,それに胡座をかいていてはいけないのではないでしょうか?

後,この時期に三菱叩きというのには,怪しさを感じます。近頃,MRJとか,X-2とか,三菱重工製の飛行機が初飛行しています。ここで三菱自動車のスキャンダルをとり上げて三菱ブランドのイメージ低下を狙うものがいるのではないかということです。三菱のイメージが悪くなることによって利益が得られるのは何者なのでしょうか?過去に,富士重工の航空事業がよくなって来たときも富士重工が叩かれたような記憶がありますが・・・?

ちなみに,玉野市には,三菱のディーラーがあったんだけれど,いつのまにか撤退してすき屋になっていました。そんなんじゃ,失地回復もままならないなぁ・・・。
posted by 五六式 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2016年04月04日

AUTOBIANCHI A112 1969〜1983 QC-032

映画を観に行くときによく通る道の側で見つけました。ずいぶん前から形は見知っていたのですが,イタリアの車ということ以外はよく知っていませんでした。安全装備や快適装備でぶくぶく太った昨今の車にない魅力に溢れる車ですね。

AB
この子は,フェイスリフト前のモデルですね。

<実車について>

イタリアのアウトビアンキ社が開発した。排気量1リットルクラスのFF方式のハッチバック車で,後に,エンジンを強化したグレード,アバルトが後に追加された。(いわゆる,ホットハッチと呼ばれるジャンルの車である。)

もともとは,フィアット127のFF方式の技術の検証のために設計された車だったが,アバルトが好評で16年間も生産され続けた。

AB
あちこちガムテープで補修しています。

<ブラモ>

1/24でフジミから出ていました。

112
え?今でも入手可能?
posted by 五六式 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2016年02月27日

トヨタ スプリンター トレノ 1972〜1974 QCEX-007

お仕事で会議に出るため,高松市の新市内をたらたら自転車で走っていると,懐かしい車を目撃しました。あの有名な,お豆腐屋さんの営業用の86トレノの先々代,初代スプリンター トレノです。

trn
さすがに現役ではなく,廃車になっていますが,原形を良くとどめています。

<実車について>

カローラの姉妹車スプリンターに当時としては,高性能なDOHCエンジンを搭載したモデル。通常のスプリンターにはないオーバーフェンダーが外形の特徴。なお,同時に,カローラには,同様な特徴を持ったレビンがラインアップされている。

trn
こちらは,現役。

<ブラモ>

trn

フジミから1/24で姉妹車のカローラ レビンが出ています。

エブロから1/43でトレノもレビンもミニカーが出ています。
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2016年02月07日

ホンダ CR-X DEL SOL 1992〜1997 QC-031

所用で高松市内を自転車で走っていたときに目撃しました。

del sol
場所は,"県庁の星"のあそこです。

<実車について>

初代CR-Xは,うちでも乗っていた3代目シビックの姉妹車。今回目撃したのは,その3代目で,それまで狭いながらも後ろにも2人分のシートを確保していたものをすっぱりと捨て,2シーターとなった。

また,ルーフは,取り外してオープンカーにもなるようになっており,電動でトランクに収納するタイプと手動で取り外すタイプとが生産された。オープンカーにして陽光を浴びながら走れるということでデルソル(delSol)というペットネームがつけられている。

del sol
4灯なので前期型です。

比較的安価なスポーツモデルだったので,若者が購入して・・・ウォーン!!・・・どきゃきゃ!!・・・キキキ!!・・・ドッカーン!!・・・。ということなのか,事故率の高い車種としてもよく知られている。

del sol

<ブラモ>

1/24でフジミから出ていました。

気長に待てば,再販の可能性もあるし,店頭在庫や中古商品で入手することもできます。
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2015年10月23日

スバル360に遭遇 QCEX-006

先日22時頃,児島駅から帰宅途中に国道430号線でスバル360に遭遇しました。

えんじ色の個体で,老夫婦が乗っていました。たまたま,進行方向がいっしょで,それに加えて信号がいくつもあったため,長いこと並走することになりました。

s360001.jpg 寂しいので別の個体の写真を付けました。

ドライバー故か,車の性能故か,はたまた両者故か,とにかく遅い!!車内も二人乗ればきちきち(きついという意味)です。でも,何か幸せそうです(誤解だったら,ごめんなさい)。ときどき,レクサスとか,ベンツとかに乗って偉そうにしている人がいますが,幸せですか?

昔の車ってラジオがついているだけでDXだったり,エアコンが無くてヒーターがついていたらDXだったり,シートベルトすらついていなかったりする・・・(トヨタ2000GTですら)。ブレーキは,ドラムブレーキ(←死語)でタイヤもラジアルタイヤじゃない。サスもそれなりだから無理するとすぐ横転する・・・。でも,幸せ・・・。

そんなことを考えながらえんじ色のテントウムシと別れて,自宅へと急ぎました。
posted by 五六式 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2015年09月30日

ホンダ モトコンポ 1981〜1985 QCEX-005

旅行先で野ざらしになっているのを発見しました。ナンバーはついているのですが・・・。自賠責の期限は,今年の12月。現役ですね。

ちなみに,後方に見えるのは,スズキのバンバン。

moto

<実車について>

1981年に初代シティと同時発売された。

50cc2サイクルエンジンを搭載し,ハンドルなどがボディに収納され、初代シティのトランクに横倒しで積むことができる。このことにより,シティで長距離を走った後,目的地周辺でモトコンポを使って軽快に移動という楽しみ方を実現した。

<思い出>

・・・のはよいのですが,彼女といっしょにお出かけしたら,彼女は置き去りかよ・・・と当時思いました。

あっ・・・そか,すっごく不満そうな顔をしてシティで追いかけてくるのか・・・。

亭主のロマンは妻の不満。

moto

<プラモ>

アオシマから1/12スケールのキットが出ています。

モトコンポは,バイク単体としては,車載を前提にコンパクトなものにしたため,性能や乗り心地が今ひとつのものとなりましたが,ユニークなデザインを愛でるにはよいものであったのではないかと思います。
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2015年06月19日

トヨタ セリカXX 2代目 1981〜1986 QC-030

この間,立ち読みした自動車雑誌に登録後13年以上経過した自動車の税金が少しずつ上がって行って旧車オーナーは困っているという記事が載っていました。・・・台数も少ないし,トータルとしては,環境負荷も小さいだろうに,なんでこういう車を見逃してやらないのでしょうか?文化が貧弱だと日本は三流の国になってしまいますよ!!

去年,小豆島にお出かけ中に見かけた大柄でかくかくっとしたクーペ,セリカXX2代目です。目撃した個体は,他で見かけたのと合わせて2台,いずれも後期型です。このセリカXX2代目は,ほとんどの個体が既に30歳以上・・・。月日が経つのは速いものです。

xx

<実車について>

4気筒車セリカ(2代目)の上級車種としてベース車の前部を延長し,6気筒エンジンを搭載して開発されたGTカー。2代目は,リトラクタブルヘッドライトを装備し,2800GTは,優れたCD値と2.8Lエンジンにより,最高速度200km/h以上をマークした。このセリカXXは,2代目で販売終了,後継は,スープラと整理統合となった。なお,本家のセリカは,生き延びて7代目までが販売されたが,2006年で販売終了した・・・涙・・・みんな,そんなにミニバンが好きなんかい!?

xx

<プラモ>

1/24スケールでタミヤなど複数のメーカーからリリースされていましたが,現在入手が容易なのは,フジミ("峠シリーズ"ですと・・・)とアリイのキットのみです。

ちなみに・・・入手するとすれば・・・以下,五十音順に。※は,4気筒セリカ

アオシマ・・入手難。すごく昔のキット。ブレミア付きで通販にでています。
      ※最近,セリカLBの再販がありました。
      ※4代目のラリーカーは,発売中。すごくいいキットです。
      ※3代目のラリーカーがもうすぐ発売。
アリイ・・・入手は比較的容易。お値段もそこそこ。出来は・・察してください。
      ※2代目のキットも出ています。出来は・・察してください。
タミヤ・・・影も形もありません。
       1/24スポーツカーシリーズのNo.21ですと。←相当古いけれど再販があるかも。
      ※他に4,5,6,7代目をキット化。ときどき再販がかかります。
フジミ・・・入手は比較的容易。お値段もそこそこ。出来の方もまあまあ。
ハセガワ・・※初代のキットが出ています。入手は比較的容易。
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2015年03月23日

ヤマハ YB-1 QCEX-004 1996〜2000

高知市でレトロな原付を目撃,帰宅後,どんなバイクか調べてみました。

yb-1

ヤマハの2ストロークエンジンを搭載した原動機付自転車のYB-1というモデルのようです。Yは,ヤマハ,Bは,ビジネスを意味しているのでしょうか?いろいろ画像を検索してみましたが,モデルチェンジがあったらしく,シートの形が違っており,ズバリそのものというものはなかなかありませんでした。

yb-1

YB-1は,2000年から,環境に配慮して4ストロークエンジンを搭載し,YB-1 FOURというモデルに代わり,その後,2007年の自動車排出ガス規制強化に伴い,廃版となりました・・・涙・・・。
posted by 五六式 at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2014年08月24日

三菱500 1960〜1962 QC-029

この夏休みには,たくさんの旧車と遭遇しましたが,写真を撮れたものはほとんどありませんでした。

トヨタ 2000GT
日産 ブルーバード(510)
日産 サニー(初代)
スバル 360
ルノー 4   
VW VWバン  などなど・・・みなさん,もの持ちがよろしいこと・・・

先日,いつもと違った道を通ってJR児島駅を目指していると,見慣れない車が・・・

調べてみると,三菱ミラージュやコルトのご先祖様,500(これも,チンクチェントっていうことかな?)という車だと判明しました。さすがは,三菱自動車の工場がある岡山県(工場は,倉敷市水島。そして,500を目撃したのは,お隣の倉敷市児島)。

mk-2

<実車について>

三菱重工業の戦後初の自社製作乗用車で,空冷,直列2気筒493ccOHVエンジンをRR形式で搭載する。最高出力は21PS/5000rpmで最高速度は90km/h。現在の規格であれば,車体寸法,エンジン排気量,ともに軽自動車の範疇に入る。血統としては,ゼロ戦(零式艦上戦闘機)の子孫の一つとも言える自動車。

大戦中の日本の飛行機のエンジンは,空冷式が主流でした。ラジエターがない分,軽くて構造がシンプルな反面,高地や気温が高いときには性能が低下します。戦後しばらくは,スポーツカーでさえ,空冷式のエンジンを積むものがたくさんありました。・・・ポルシェも空冷式だったし・・・

液冷式のエンジンは,熱ダレしにくいので,性能的には空冷式を凌ぐのですが,なんせ,昔のことですから軽く作れないし,部品の精度が要求されるので動作不良(オイル漏れとか・・・)も起こし易いという・・・ほとんどメンテなしでも元気に回る現在のエンジン(液冷式が主流)の技術は素晴らしいですね。

mk-2

何と,三角窓(換気ができる。若い人達には分からないだろうなぁ・・・)を追加装備したモデルがDXという位置づけ。エアコンやカーステレオもなし,ナビなんてとんでもない。3速マニュアルトランスミッション搭載車のみで,オート・マチック車は存在しない。現在の装備品てんこもりの自動車とはかけ離れた存在である。1960年より2年間生産,以降,三菱コルト600としてフル・モデルチェンジする。

はじめは,スズキのフロンテ(初代)かと思ったのだけれど,それにしては大きいのでよくよく見てみると,すごいものでした。ナンバーも付いているし,さびも浮いていないし,ばりばりの現役ですよ!!
posted by 五六式 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2014年07月16日

トヨタ コロナ・マークII 2代目 1972〜1976 QC-028

何年か前,高松市の成合の橋の近くで目撃していたのですが,先日,再び目撃。年式が年式だけに再会できるとは思っていませんでした・・・。商用車の中には長生きする個体がたまにありますね。

トヨタ車なのになぜかニッサンのディーラーの駐車場に停まっていました。

・・・?・・・?

mk-2

<実車について>

mk-2
クラウンとコロナの間を埋めるクラスの乗用車の需要を見込んで,1968年に次期コロナを急遽コロナ・マークIIとして発売したものが先代。2代目は,車体を大型化,6気筒エンジン搭載車も設定した。

以降,コロナの上位モデルとして現在のマークX(2代目・通算11代目)に至るまで生産が続けられている。

mk-2

"ウルトラマンA"に2ドアハードトップ・2000GSSが「タックパンサー」として登場しているのでマットビハイクルを出しているハセガワかポインターを出しているフジミかから1/24の新金型のプラモが出るといいなぁ・・・
posted by 五六式 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2014年03月20日

マツダ RX-7(SA) 1978〜1985 QC-027


高松市の国道11号線で目撃しました。

RX

ドアミラー装備なので後期型だと思われます。今回,この車について調べてみると,8年間も生産されていた事が分かりました。このころの国産車のモデルチェンジの周期は,4年前後です。たいしたものではありませんか?

<実車について>

常勝スカイラインGTRをレースで破ったサバンナRX-3の後継車。最大出力130hsを発生する12A型水冷2ローターエンジンの自然吸気仕様を搭載する。ロータリーエンジンは,振動が少なく,エンジン音も比較的小さいので他のレシプロエンジン搭載のスポーツカーに比べて高速ツーリング時の快適性は群を抜いていた。でも,燃費は悪い・・・。

更に性能が向上してポルシェ944あたりと肩を並べるようになったり"頭文字D"に出たりするようになるのは,2代目FCや3代目FDになってからのお話。

RX

ちなみに,

RX-2 ロータリーエンジン搭載のカペラ

RX-3 ロータリーエンジン搭載のグランドファミリア=サバンナ

RX-4 ロータリーエンジン搭載のルーチェ

RX-5 ロータリーエンジン搭載のコスモスポーツ2代目/コスモAP

RX-1とRX-6は欠番

となっている。

<思い出>

RX
実車発売前に,父親と一緒に国道11号線を徳島に向けてホンダで走っているときにメタリックグリーンの個体を目撃しました。

<プラモ>

1/24でフジミからSAのRX-7が出ています。 へんちょこりんなエアロパーツがついていますが・・・
タミヤの1/24スケールモデルは,ごく初期のもの。気長に待てば,再版があるかもしれません。そのうち,ハセガワさんが出してくれたらいいなぁ・・・。

2代目のFCや3代目のFDはキットに恵まれているのにね。
posted by 五六式 at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2013年12月23日

日産 パイクカー QCEX-003

1987年の初代マーチから派生したBe-1を第一弾として次々に発売された日産のパイクカー達,今でも元気に走っています。

pk001.jpg Be-1(1987)

pk001.jpg パオ(1989)

pk001.jpg フィガロ(1991・1992)

pk001.jpg エスカルゴ(1989・1990)

フィガロは,奥さんの親戚が乗っていました。

パオは・・・現在の技術で再販して欲しい・・・。

全て生産完了後20年以上経っていますが,まだまだ現役で走っている車がいますね。

自動車は,夢を実現する道具でもあります。

ユーザーは,あまり燃費,燃費って言うなよ。居住性,居住性って言うなよ。

そんなだから,巷には,味気ない自動車が溢れかえっているんだよ!!
posted by 五六式 at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2013年07月15日

トヨタ セラ 1990〜1994 QC-026

発表当時は,未来的なスタイルでインパクトがあったトヨタ・セラですが,いつの間にか20年以上経ってしまっていたんですね。

qc

<実車について>

スターレット(P70型)をベースにして車体上半分をほとんどグラスセクションとし,ガルウイングドアを採用したFF3ドアクーペ。エンジンは1,500ccの水冷直列4気筒DOHC16バルブEFI・S(最高出力・ネット110PS/6,400rpm、最大トルク13.5kgm)。

車載オーディオは,標準で4スピーカー+AM/FMチューナー付きCDプレイヤー、もしくはAM/FMチューナー付きカセットプレイヤー,オプションで10スピーカー(F/R4スピーカー+センター+F/R4ツイーター+サブウーファー)+DSP機能を搭載したAM/FMチューナー付きCD+カセットプレイヤーと充実している。

qc

最近走っている国産車ときたら,軽乗用車かHV車,ミニバンばっかりで華がないですね〜。うちの奥さんや娘は,次の車はN-BOXやタントがいいなんていいって言ってるし・・・もし,そんなことになったら二度と車には乗らんぞ!!

そんなことだから外車の登録が伸びるんですよ・・・。86とかBRZとかがときどき走ってますが,メーカーさんが言っているほど軽快な感じはしませんね。燃費とか居住性とかにこだわりすぎない粋な国産車が出てきて支持されるような世の中になってほしいものです。
posted by 五六式 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車

2013年05月06日

スバル360 1958〜1970 QC-025

ゴールデン・ウィークは,各地の旧車たちにとってもお出かけ日和だったようで,117クーペや3代目スカイラインなど,たくさんの旧車を目撃しました。

で,本日のお題はこれ。てんとう虫こと,スバル360です。一番若い子でも43歳というオールド・タイマーながら,今なお日本のあちこちで走り続けているようです。今をときめくBRZもレガシーもインプレッサもこの子の存在なしにはあり得なかった・・・!!

qc
湯郷温泉で展示中の子。後ろの子はマツダのキャロル。

<実車について>

富士重工は,前身の中島飛行機の技術を用いて軽量モノコック構造のボディに空冷360ccエンジンを組み合わせ,比較的安価で入手できる4人乗りの乗用車を開発した。これが,スバル360である。

空冷エンジンを車体後部に配置し,後輪駆動とすることやモノコック構造のボディのデザインがフォルクス・ワーゲン・タイプ1(カブト虫)を想起させることから"てんとう虫"と呼ばれた。

国産初のフルモノコック構造を採用した量産車であることや専用部品を一から開発する手法を取り入れたこと,当時としては高価なアルミ合金やFRPを使用したことなど技術的な先進性にも注目したい。

qc
30号線で遭遇。

ファストバックスタイルや波形のプレスラインなど,現在の目で見てもおしゃれなデザイン。ルノー4CVの影響も見られると言われている。

qc
未だ現役で走行中の子。赤い子も走っているらしいです。

<プラモ>

1/24 ハセガワ

1/32 マイクロエース(アリイ)(旧LS)

SD ネコワークス(レジン・キット)
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2013年01月21日

いすゞ ベレット 1963〜1973 QC-024

いつもと違う道を通って通勤していたら,いつもと違う車に出会いました。

qc
スカイラインGTの先代の羊の皮を被った狼こと,いすゞ ベレット1800 GTです。

qc
岡山市でも,なにげに駐車していました。

<実車について>

当時のいすゞの上級モデル,ベレル (BELLEL)の小型版として開発されたのが本車で,ベレットという名前の由来は, (BELLEL+LET=BELLETT) すなわち,小さいベレルを意味する。

1300cc〜1800ccのガソリンエンジンや1800ccのディーゼルエンジンを搭載するFR車でサスペンションは,四輪独立懸架となっている。また,スポーツ・モデルは,国産車で初めてディスクブレーキを搭載した。切れ味の鋭いハンドリングは,当時の国産車としては破格のもので,マニアには好まれたが,横転し易いという欠点も持っていた。

qc
ニッサンのフィガロとか刑事コロンボの愛車(1959年式プジョー・403コンバーチブル)とかとよく似たシルエット。最近の車は,フロントやトランクを詰めてその代わりにキャビンを広く取るのでこういうシルエットにはならない。

<プラモ>

1/24スケールでフジミから

1/32スケールでマイクロエースから
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2012年09月17日

VOLKSWAGEN Type 1 1938〜2003 QC-023

元祖フォルクス・ワーゲンの写真がいろいろたまったし,最近,BSで"ハービー/機械じかけのキューピッド"の放送もあったし,ということで・・・

なお,高松市では,黒い子も現役で走っています。

qc

<実車について>

1933年にドイツ首相だったアドルフ・ヒトラーは,ダイムラー・ベンツ出身のフェルディナント・ポルシェ博士に国民車の設計を依頼した。その際,カーマニアのヒトラーは、ポルシェ博士に国民車の条件として、以下のような条件を提示した。

・頑丈で長期間大きな修繕を必要とせず、維持費が低廉であること
・標準的な家族である大人2人と子供3人が乗車可能なこと(成人4人が乗車)
・連続巡航速度100km/h以上
・7Lの燃料で100kmの走行が可能である(14.3km/l)こと
・空冷エンジンの採用
・流線型ボディの採用
・この条件を満たし,1,000マルク以下で販売できる自動車であること

1938年に量産型の原型が完成したが,第二次世界大戦勃発で民生用量産は頓挫,戦後になって1945年から本格生産開始に至った。

強制空冷4ストローク4気筒OHVエンジンを搭載したRR(リアエンジン・後輪駆動)車で,全鋼製セミ・モノコック構造の流線型ボディを指してBEETLE(カブトムシ)と称される。

1978年でドイツ本国の生産は終了したが,メキシコやブラジルで生産が継続され,1938年から2003年までで,累計2152万9464台が生産された。これは、4輪乗用車の世界最多量産記録である。

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<エピソード>

日本では,1952年にヤナセが輸入を開始,寒い日も稼働率が高く,開業医に好まれた。(当時の液冷エンジン車は,暖気運転が必要であったり,冷却液が凍ることがあったりして冬期の稼働率が低かったのである)

空冷のバタバタしたエンジン音が独特。身内では,バタバタ・ワーゲンと呼んでいた。

また,五六式が中学生のころは,赤いフォルクス・ワーゲンを10台見つけるといいことが起こる(白いのを見つけるとリセット)という噂が流れ,実際にやってみる友達が結構いた。

前述の"ハービー/機械じかけのキューピッド"は,1969年の"LOVE BUG"を第1作とするシリーズ4作目。

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<プラモ>

1/16 レベル

1/24 イマイ GSIクレオス(グンゼ) アオシマ タミヤ ハセガワなど多数

1/32 マイクロスケール(旧LS)

1/43 エレール

1/48 タミヤ

SD ネコワークス
posted by 五六式 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧車